Orange Juice Blues

The Basement Tapes (1975年) / Bob Dylan and the Band

かの国のウクライナ侵攻以来、値上げラッシュが続いています
電気料金も痛いのですが
日々実感するのは、やはり食料品でしょう
代表格は小麦粉に食用油
一体何度値上げされたのか、もはや定かには思い出せないほどです
スーパーへ行くと憂鬱になります

とは言え、モノが店頭から消えるまでには至っておりません
しかし、ここに来て我が国の陳列棚から無くなる運命の食品が…
答えはずばり、オレンジ・ジュース
ハリケーン被害によるアメリカでのオレンジ減産に円安が重ねっての日本国内事情だとか
バヤリス、Doleは既に販売休止
サンキストも手持ち原料がなくなり次第、販売を休止するとのこと

というわけで、今回はオレンジ繋がりでアルバムを御紹介
Bob Dylan and the BandのThe Basement Tapesです
オートバイ事故後の沈黙期に別荘Big Pinkで行われたセッション集
「地下室」の邦題の方が馴染み深いかな
個人的にはとんがったDylanが好きですが
リラックスしたこちらのアルバムも悪くないと思っています
Side 1の2曲目がOrange Juice Blues

話は再びオレンジ・ジュースに戻りますが
よくよく考えたら、我が家は国産蜜柑ジュース派でして影響皆無
便乗値上げさえなければ、Tears of Rageにはならないでしょう
むしろ、長期出荷停止中のプッチン・プリンの方が気になるかな (笑

Roman Holiday

[Un] Connected (2023年) / La Bocca Della Verità

以前、とある帰国子女が出演するYouTubeチャンネルを楽しみにしていると書きましたが
番組での鉄板ネタが、カタカナ英語のとんでも発音
マクドナルドやホットドッグでは通じないと言われましても
字面だけで発音をテキトーに推測している私的には
ちょっと笑えない指摘だったりしています
敢えて言い訳をしてみれば
小学校でのローマ字学習に一因ありと言いたいところです

これに関連して、最近気になったネット記事がありまして
何でも、70年ぶりに、ローマ字表記が改められて
訓令式からより英語チックなヘボン式に移行するのだとか
とは言え、地名看板で、「チ」を「ti」とは表記しているのは見たことないし
何を今更の感は拭えないところです

さて、ご紹介のアルバムは、イタリアのプログレ・バンドLa Bocca Della Veritàの2023年作
[Un]connectedです
BancoのFilippo Marcheggianiがゲスト参加しているとのことで
コテコテのイタリア系かと思いきや意外にも正統的な英国調
4曲目あたりは、Close to the Edgeにしか聴こえないのは、ご愛嬌かと
ちなみに、バンド名は、有名な「真実の口」のこと
発音はラ・ボッカ・デラ・ベリータで合ってる?

話をローマ字表記の件に戻しますが
少なくとも、人名については、意図した通りに読んで欲しいところです
しかしながら、例えば広島カープの戸根投手
ユニフォームの背にあるTONEの文字を
英語圏の人がどう読むか、かなり不安に駆られます

でも、この話題
いろいろ突き詰めて考えていくと
オリエント急行殺人事件にもありましたが
例えば、ロシア語では、「H」は「エヌ」
ついでに言えば、「P」は「エル」の発音になるので
表記と発音の乖離の問題ってなかなか複雑で
日英間だけの問題と言うわけでもないようです

何だか話が拡散してしまい要領を得ない文章になってしまいましたが
目下最大の課題は、グレゴリー・ペックの相手役を
ヘボンと記すべきかどうかと思案しかねていることだったりしています (笑

A Study in Scarlet

Rare Bird (1969年) / Rare Bird

紅麹原料を使ったサプリメントによる健康被害がニュースになっています
私自身について言えば、この手のサプリは摂取していないので
関係ないやと高を括っていたのですが
この紅麹、美しい紅色であることから
飲食物の着色料として多数の企業に供給されていたそうで
該当商品を自主回収した食品メーカーもありました

さて、今回ご紹介のアルバムは,Rare Birdの1st
英国ロック・ファンは、お察しのことと思いますが
Side2の1曲目がBeautiful Scarletで色繋がりの選定です
こちらのバンドは、ギターレスのツインキーボード編成で
結構、凶暴なオルガン・ロックを聴かせてくれます
対してボーカルが貧相…などと評する向きもありますが
ボーカルが弱いバンドを愛でる気持ちがなければ
ブリティッシュ・ロックの真髄に触れることはできないと思っています(笑

そうこうしてたら、先日の厚生労働省の発表で
当該サプリから青カビ由来で毒性が高いプベルル酸が検出されたとのこと
製造過程で何らかのトラブルがあり
混入ないしは生成されてしまったのでしょうか?

そう言えば、先に紹介したアルバムの冒頭の曲はIcebergだったっけ
報じられている健康被害が、氷山の一角でなければ良いのだがと願いつつ
厚生労働省には名探偵ばりの素早い全容究明を期待しています


逆風

Love Beach (1978年) / Emerson, Lake and Palmer

投げれば100マイルの豪速球に切れ味鋭いスイーパー
打てば規格外の飛距離でホームラン王
常勝軍団ドジャースへ移籍し
私生活でも結婚を発表するなど
満を持して迎えた2024年シーズンの大谷翔平選手でしたが
耳を疑うようなニュースが世界を駆け巡りました
そう、通訳水原一平氏の違法賭博に伴う巨額使い込み事件です

我々の感覚では
誰よりもストイックに野球に取り組む「あの」大谷翔平が
トレーニング以外に、ましてや賭博なんぞにうつつをぬかすことなど
あり得ないと考えるのですが、
米国では、大谷自身の関与を疑う声もあり
大谷翔平のスキャンダルとして扱われているようです

さて、ご紹介のアルバムはEmerson, Lake and Palmerの1978年作Love Beach
当時のことを思い起こせば、とにかく、能天気なジャケ写真とアルバム・タイトルの受けが悪かった
今でも、YesのTormatoと共に、プログレ受難の時代を象徴する作品として取り上げられることが多いよう
ちなみに、Side Aの4曲目がThe Gambler
一か八かのポップ化路線はメディアからも酷評の嵐で、バンドも空中分解に

話は大谷翔平に戻りますが
彼に好意的な記事であっても
脇の甘さは如何ともし難いというのがアメリカ的な考え方のようで
「大人になれ」と苦言を呈した記事もあったとか
漫画の中の野球少年がそのまま現実世界に現れたような無垢な姿と
サクセスストーリーに魅せられていた私達ですが
彼の地では、成熟した大人、紳士としての振る舞いが求められているようです
とはいえ、「被害者」の方が説明責任を問われるというのは
何ともやるせない思いが募ります

今はただ、逆風に負けずしっかりと成績を残すことを切に願うばかりです

Friend or Foe

Id.Entity (2023年)/Riverside

今朝の新聞を手にして愕然としたのは、私だけではないでしょう
そう、カープ の主軸打者、西川龍馬選手のFA報道です
これまで、宣言なしとの予測が大勢でしたので
倍でショックが大きい…
移籍は確定的とのことで
地元紙一面(!)では、かの副大臣の辞任よりも大きな扱いでした

記事によれば、パリーグ野球への憧れや打者としての探究心から
移籍を決意したと報じられています
ならば、これ以上は申しますまい
ただ、痛い、痛い、痛すぎる

今年のカープ、大方の予想を覆して2位と躍進しましたが、課題は打線
とにかく、エース級の投手に対して
打てない、点が取れない、でもって競り負けるのワン・パターン
唯一の三割打者がFA移籍となると
なかなか厳しいものがあります(涙

気を取り直してのアルバム紹介ですが
ポーランドのバンド、Riversideの最新作、Id.Entity
ただの、西「川」繋がりですが
気力が出なくて他に作品を思いつかない…
今年イチオシのCDなので、本当は、良い話題で使いたかった(ブツブツ

さて、気になるのは来シーズン
西川選手とは、まずは交流戦で、あい見えることになるかと思いますが
ここは志高く、日本シリーズでの対戦を期待しましょう
大型補強は望めぬ我らがカープ
大舞台への進出のためには、現有選手のレベルアップが必須かと
いでよ若鯉と叫ばずにはいられません ←本当は叫ぶ気力すらない

Alphabet X

Bundles (1975年)/Soft Machine

ネット黎明期の調べ物
YahooやLycosやExciteなどを、とっかえひっかえして検索していましたが
遅いモデム速度も相まって
なかなか思う情報にたどり着けないことが多かったように記憶しています。

そんな最中のGoogle登場
桁違いのヒット量とスピードに凄まじい衝撃を受けたことが懐かしく思い起こされます。
当時、ネット社会の無限の可能性を信じたのは、私だけではなかったことでしょう。
それが今、関連企業とともに持株会社Alphabetの下に束ねられ大成長
ところが,肝心の検索サービスはと言えば
検索結果の上位を占めるのはショッピング・サイトばかりの有様に…

そうこうしてたら、今度はTwitter
決済サービスを盛り込んだスーパーアプリへの進化を視野に入れ
ロゴも社名もXに変わってしまいました。

さて、今回ご紹介のアルバムですが
ご覧の通りジャケ選定で、Soft Machineの1975年作Bundlesです。
空へ飛び立つ小鳥のジャケットが可愛らしいのですが
音の方はジャズ・ロックで、新規加入のAllan Holdsworthのギターが冴えてます。
個人的には、Soft Machineの中では、イチオシだったりします。

話を再びIT企業に戻しますが
今回のGoogleとTwitter社の変遷話、ネガティブにお伝えした私ですが
営利企業として成熟したと評価してあげるべきことなのかもしれません。
実際、便利なアプリやウェブ・サービスが充実することは、歓迎すべきことなのでしょう。

ただ、Bundleされた個人情報、彼らに委ねて良いのか悪いのか
久しぶりに、浮遊感漂うAllan Holdsworthのギターを聴くうちに
何とも不安に駆られた私です。

All you need is bugs

Il Fantastico Viaggio Del Bagarozzo Mark (1978)/Goblin

長期化するロシアによるウクライナ侵攻に伴い輸入小麦が高騰
これまでも幾度となく食品の値上報道がされてきましたが
今月も3500品目を超える値上げラッシュとなりました
家計のやりくりが大変ですが
気になるのが、いわゆる食糧安全保障
なんだか先行き不安になるのは私だけではないことでしょう

こうした中注目を集めているのが昆虫食なのだとか
実際、Amazonで検索してみると、3,000件以上の品目がヒットしました
そういえば、無印良品も、「コオロギせんべい」と「コオロギチョコ」を発売しているとか

この昆虫食、ググってみると
魚や肉よりも、高タンパクなだけでなく、飼育時の環境負荷が低く
今時な言い方をすれば、SDGsな食材なのだそうです
私は確認していませんが、しかも美味しいのだとか,,,
かのグルメ大国、中国では、タガメなどが比較的ポピュラーな食材とされているようですし
日本でも、いなごの佃煮なんてのもありましたよね

と言うわけで、今回のアルバムは昆虫がらみのジャケットで選定
蝶や蜘蛛をあしらったデザインは数多あり芸がないので
Goblinの1978年作、Il Fantastico Viaggio Del Bagarozzo Markをご紹介
邦題は「マークの幻想の旅」
ホラー映画のサントラでお馴染みの原色的なシンセ・サウンドではなく
ファンタジックなコンセプト・アルバムに仕上がっています

さて、いいことづくめのように思える昆虫食ですが
最大の難点は、その外観
キモイ感じが拭えないことでしょう
しかし、考えてみれば,エビやカニだって、相当グロい外見かも
結局、このあたりは「慣れ」の問題なのかもしれませんが
アルバム・ジャケットの不気味な甲虫にすら
ドキッとする私ですので
政治家諸氏には、別の手段で食糧難を解決していただくことを、切に期待する次第です

γ-GTP

Magical Mystery Tunes VOL.2 (2017年)/The Goggles

主夫生活も一年を過ぎましたが
運動不足に加えて飲酒癖もある私
BMIだのLDL-Cだの、健康診断の数値に気が滅入るばかりです

世の中の方も、健康ブームが再燃したのか
最近、やたらと、ガンマGTPが話題に上っています
新刊図書もYoutube動画もガンマGTP一色…かと思いきや
よくよく見てみると、席巻しているのはガンマGTPではなく
新開発のAIボットで、その名もChat-GPT
どんな質問でも、専門家ばりの模範回答を生成してくれるのだとか
しかも、ナチュラルな文章に仰天
確かに、話題になるのも納得です
MicrosoftやGoogleなど各社からの追随の動きが報じられています

さて、「Chat」絡みの曲といえば
QueenのアルバムHot SpaceにあるBack Chatが思い起こされますが
Jazz以降は著しく興味を失っていたことから、こちらのアルバムは未所有
と言うわけで、今回の選定は、The GogglesのMagical Mystery Tunes VOL.2
Twitt and Chattを収録
このThe Goggles、福岡を拠点に活動するバンドですが
お察しの通り、Beatlesのパロディー・バンドでして
1曲目でニヤリ、2曲目で大爆笑、3曲目からは脳内の聴覚野が捻転し身震い必至
でもってカルトな人気を誇っているのだとか
そうそう、件のTwitt and Chattですが
確か、何年か前に奥田民生がカバーしたような…
そんな縁(?)で、今回購入

話は再びChat-GPTですが
これまで、「AIに仕事を奪われる」なんて記事、絵空事と高を括っていたのですが
どうやらホワイトカラーの職場へは、すぐそこにまで迫っているようです
やれやれです

と、ここまで書いてて気づいたのですが
先ほどのバンド名、某巨大IT企業にそっくりで…
えっ、まさかクリエーターの世界にまで?
レンブラントの身震い」さながらの暗澹たる未来世界の妄想に
ますます酒量が増えそうでして
私のガンマGTP値改善は望めそうにない予感です

野球狂の詩

Return of the Samurai (2013年)/Tai Phong

NPBからは、三冠王村上宗隆、2年連続四冠投手山本由伸、令和の怪物佐々木朗希
メジャーから、ダルビッシュ有、吉田正尚、大谷翔平、鈴木誠也(故障のため辞退、残念!)
加えて、日系アメリカ人のラーズ・ヌートバーを擁するなど
史上最強と称された侍JAPAN
戦前から、アメリカ、ドミニカと並ぶ優勝有力候補との評価で
期待が高まりました

日本の1次ラウンドは、東京ドームを会場とするプールB
初戦中国戦は大谷、続く韓国戦はダルビッシュ
チェコへは佐々木、最後のオーストラリアは山本由伸
豪華な先発ローテーションで全勝の首位通過
続く準々決勝イタリア戦も9対3で快勝
村上選手の不振や源田選手の負傷といったアクシデントもありましたが
まずまずの内容で、チームはアメリカへ

準決勝のメキシコ戦は劣勢の中、村上のサヨナラ打で辛勝し
超強力打線を擁するアメリカとの決勝戦となりました
打ち合いになれば圧倒的に日本が不利との下馬評でしたが
細かな継投で痺れるロースコアの展開に

日本1点リードの最終回のマウンドには大谷翔平
ツーアウトで迎えた相手打者は、大谷の盟友でスーパースターのマイク・トラウト
最後は大きな曲がり幅の高速スライダーで三振に仕留め
侍JAPANの優勝に日本中が歓喜に沸きましたが
思えば、この試合、トラウト、大谷が先頭で国旗を持ち選手入場すると言う粋な演出で始まった訳で
ハリウッド映画もビックリの結末に
なんだか現実とは思えない不思議な感覚に襲われました

ご紹介のアルバムは、侍JAPANにちなんで選定
フランスのプログレバンド、Tai Phongの2013年作
Return of the Samurai
彼ららしい哀愁漂うドラマチックな曲調は健在ですが
何故かジャッケットはいつもの鎧武者ではなく女性剣士

さて、早くも次回大会への参加を熱望する選手が続出するなど
大きく沸き返ったWBCでしたが
今回のトラウト対大谷を凌ぐ盛り上がりをとなると
あとはリアル水原勇気の出現以外にないのかなと
CDジャケットを見ながら、ちょっと妄想している私です

高病原性鳥インフルエンザ

Imagination Lady(1971年)/Chicken Shack

ここ数年、毎年冬になると養鶏場で防護服を着て防疫作業にあたる
県職員の映像がニュースで流れます
そう、高病原性鳥インフルエンザです
広島県では、令和2年から毎年発生が続いており
とりわけ、この2022-2023シーズンは凄まじく
12月15日の1例目の養鶏場事案に始まり
これまでに6例
県内累計で167万9976羽が殺処分となりました

ウクライナ情勢の悪化を受け、小麦など食料品の高騰が続いていますが
ここに来て、物価の優等生と言われてきた鶏卵までもが値上がり傾向に
どこか他人事に構えていた私ですが
家計への追い討ちに青色吐息

というわけで、今回は鶏繋がりでアルバムを紹介
Chicken Shackの1971年作のImagination Ladyです
Chicken Shackと言えばFleetwood MacやSavoy Brownと共に
三大ブルース・バンドと称されましたが
こちらのアルバムはどちらかと言えばCream的なハードロック寄りの印象です

ところで私、MacとSavoy Brownの作品は、いくつか保有しているものの
Chicken Shackの方は未所持でして
このImagination Ladyについては
今回の記事作成にあたりCDで購入した次第ですが
結構気に入ってリビートしています

さて、話は再び鳥インフルですが
県内事案については先月末で防疫作業を無事終了したそうで
一安心…と思ったのですが
他県ではまだ発生が続いているとのことでして
卵の値下がりは、もう少し先になるようです

食費の節約方法を思案してはみたのですが
妙案は浮かぶことなく
またまたウイルスに泣かされる御時世かと嘆き節
Cryin won’t help you nowと気を取り直してはみたものの
Stan Webbの湿ったギターが心に刺さり
ますますブルーになる悪循環なのでした(涙

a sight for sore eyes

Draw the Line (1977年)/Aerosmith

ロスタイムの失点でW杯出場を逃した「ドーハの悲劇」から30年
奇しくも当時のメンバー森保が監督となり
挑んだカタール・ワールドカップでしたが
スペイン、ドイツと同じ「死の組」となったこともあってか
開幕前までは少々あきらめムードの世評でした

ところが、前後半で大きくスタイルを変える森保戦術がぴたりとハマり
大方の予想を覆し、初戦で強豪ドイツを撃破
以降、ネットもTVもサッカーの話題一色に
続くコスタリカ戦を落とし、崖っぷち状態になるも
スペイン戦は、エンド・ラインぎりぎり三苫のクロスからの決勝ゴールで快勝
堂々、E組の1位で決勝トーナメントに進出しました

ご紹介のアルバムはライン繋がりで選定
前作RocksでブレイクしたAerosmithの1977年作Draw the Lineですが
ジャケットは、サッカーのラインと違って曲線の線画
歌詞も少々卑猥なものが多くて
日本代表とちょっとイメージ違うけど
サウンドはご機嫌なハードロックなので
景気づけには丁度いいかも

さて、ごぞんじの通り、クロアチアとはPK戦の末に敗れ
残念ながらベスト8の壁をやぶることは叶わなかったのですが
見事下馬評を覆した彼らへは賛辞を送りたいと思う気持ちでいっぱいです
何より、後々まで語り継がれるであろう悲劇と歓喜の差を分けた執念の1mm
寝不足で目がしょぼしょぼにはなりましたが
その目撃者の一人となれたことに感謝の念が絶えません

ブラタモリ

/

Lennon Legend (1997年) / John Lennon

ニュースやスポーツ以外は、地上波TVを見ることが少なくなりましたが
それでも毎週楽しみにしている番組が、いくつかあります
中でも、お気に入りは、土曜夜、NHKのブラタモリ
2009年からスタートした長寿番組です

念のため内容を説明しておきますが
あのタモリさんが、全国各地を、女性アナと散策し
その地の歴史や地域特性を解き明かす番組ということになります

よくある、ご当地自慢、観光案内番組と思われるかもしれませんが
ところがどっこい、エンタメ路線をキープしつつも
地質学にまで踏み込んで深掘りしていく独自路線で
大変アカデミックな仕上がりとなっています

大抵、案内人の一人が地質学の研究者なのですが
そこは博学なタモリさん、専門用語を駆使して互角にわたりあい
予期せぬ展開に、逆に案内人の方がドギマギし、女性アナは置いてきぼり
というのが、お約束のパターンとなっています

さて、いつものアルバム紹介ですが
やはり、サングラス繋がりがよろしいかと
となると、ミッシェル・ポルナレフ、レオン・ラッセル、スティービー・ワンダー等々
候補者は数限りなくありますが
私的には、John Lennonにお願いしたいところです
ソロ作「心の壁 愛の橋」の裏ジャケのサングラス姿がおちゃめで好きなのですが
ここは、よりタモリ的色合いの、ベスト盤Lennon Legendがよろしいかと

話は再びブラタモリに
意外とニッチでマニアックなこの番組ですが
なんと、2017年に日本地質学会表彰を受賞したとか
以下、学会ホームページにある受賞理由の一部を抜粋・引用

「タモリ氏の地理・地質好きというキャラクターに負う面も大きいが,それ以上に,訪問地や番組構成,解説する専門家などを決定する番組スタッフの地理・地質の重要性の理解がこの番組を成功に導いていると考えられる。そしてこの番組が地質学の普及に貢献しているのは明らかである。」

実は、私も番組に触発されて、いくつか地学に関する本を買ってるので
そのうち、物・ローグで紹介したいなと思っています

Woodwork

Birds of Prey (1983年) / Godley & Creme

年明け頃から、CDブレーヤーの音飛びが酷くなりました
保証書を引っ張り出すと、ちょうど30年前の1992年
新規購入を決意したのですが
世界的な電子部品不足のため、発注機種の納品は9月末になるとのこと

この間を利用して、周辺機器のメンテナンスを行うことにしました
まずは、アンプ
こちらは、8年ぶり3回目のオーバーホール
7月22日に納品完了

続いて、アナログ・プレーヤー
こちらはメーカー廃業のため
以前CDプレーヤー修理をお願いした所に、診ていただくことにしました
ところが、エンジニアの方がコロナに感染したとのメールを受信
高熱が出たものの、無事回復され、9月23日に納品となりました

最後の詰めは、レコード針
SHURE Ultra 500の代替針を発注すべく、JICO社のホームページを散策してびっくり
針を固定するカンチレバーの素材が
従前のボロンやルビーに加えて
木製2種類(カマツカと黒柿)が追加されていました
迷ったあげく、結局、いつものボロン製で注文

さて、今回ご紹介のアルバムは
Godley & Cremeの1983年作Birds of Prey
Side2の2曲目がWoodworkということでの選択です
音も歌詞も、10CC直系の英国ひねくれデジタル・ポップ
Phil Manzaneraとの絡みもあって、当時、彼らの動向を気にかけ追っていました

さて、話は再びオーディオに
木製カンチレバーとは驚きですが
振動系の鉄則は、硬くて軽くて適度な内部損失なので
確かに木材というのは正解なのかも
とにもかくにも、音質追求に偏執狂的な執念を見せるメーカー姿勢に驚嘆です

と言いつつ、SMチックな女王様のジャケットを見ていると
古い機種を度重なるオーバーホールで使い倒す
私の方こそ偏執狂的なのかもと
思いに耽っているところです

Welcome to The Big Red Machine

Wish You Were Here (1975)/Pink Floyd

大瀬良、九里、森下、床田に加えて、期待の遠藤、玉村といった
盤石とまでは言えないものの、結構、強力な先発陣を擁し
スタート・ダッシュに成功した我らがカープでした

しかしながら、ゴールデン・ウイークあたりから、徐々に失速し
交流戦では、お約束の泥沼連敗地獄
秋山加入のサプライズだけでは、立て直すことができず
その後も波に乗り切れずズルズル

今年のカープの強みは、ローテ6枚を揃えることに成功した点にあったのだけど
中継陣への不安からか、先発投手を引っ張ったあげくに
回の途中で、ランナーを残して降板
ピンチで若手が被弾し失点という悪い展開が繰り返されました

極めつけは、8月の床田投手の骨折
ギリギリまでCS進出の可能性もあったのですが
結局、66勝74敗で5位に終わることに
最終戦で、監督の辞意が表明されました

後任については、東出コーチの内部昇格、オリックスの水本コーチ
緒方元監督の復帰などの噂が飛び交いましたが
蓋を開けたら、皆さんご存知のとおりで
ファンの間に根強い、新井待望論に応える形となりました

というわけで、今回のご紹介のアルバムは
Pink Floydの1975年作、Wish You Were Here
ジャケットには、炎に包まれる男性
前作が大ヒットしたThe Dark Side of the Moonということもあってか
地味と評されることも多かったように記憶していますが
個人的には、冷え冷えとした空気感が大好きで、そんな論評に反発していました
ここでのギルモアのギター・リフは
後続のプログレ・バンドのアルバムで、ちょくちょく本歌取りされてますので
やっぱり人気作のひとつということで良いのかなと思います

さて、話は再びカープの監督人事
新井氏といえば、センス・才能よりも、努力と猛練習で成績を伸ばし続けた選手でした
早くも、ネットでは、「若手を鍛え直して」
なんて、意見が見受けられますが
まさか、若手の一軍キャンプ合流の条件が、護摩行参加なんてことはないですよね
コロナならともかく、火傷で戦線離脱なんて笑えんぞ
冗談はさておき、人気と成績回復のために切り札を切ったわけですから
球団はサポートに徹して、新監督の意向を尊重してあげてほしいものです
新体制で若手をレベル・アップし、Big Red Machineの再現、切に希望します

予期せぬ展開

One Size Fits All(1975年)/Frank Zappa and The Mothers of Invention

今、この記事をご覧の方は、ご存知かと思いますが
いろいろと思うところがあって
Siteのコンテンツを見直し・再編した上で、WordPressに移行させました
旧Siteは、トップベージのみをサーバー上に残置
その他のhtmlファイルは、感慨に浸りつつも、全て削除したところです

思い返せば、Siteを立ち上げた頃は低速のダイアルアップ接続
Webでの大きなサイズの画像使用はマナー違反といった雰囲気が強かったように記憶しています
年月を経る中で、高速ネット回線が普及、ディスプレイは液晶の大型化と低廉化が進み
私のサイトで使用するレコードのジャケット写真も徐々に大型化していきました
実のところ、年代ごとに3つの画像サイズが混在している状況です
WordPressへの移行にあたり、その解消もしたかったのですが
再スキャンの手間を考えると気力が萎えてしまい、見送り決定

というわけで、今回ご紹介のアルバムはFrank Zappa
画像サイズの話題にちなんで、1975年の人気作One Size Fits All
ギターの上手さは言わずもがなですが
変態的で大胆にリスナーの予想を裏切る曲展開に脱帽です

話は再び、私のSiteの件に
先日、とある古いネットのお知り合いから
WordPressの方にLinkを変更したよとメールをいただきました
先方の該当ページを覗いてみて驚いたのですが
私の新サイトが「スマートフォン対応」とコメントされていました

スマホを持たない旧人類の私なもので、あわてて長男のiPhoneを拝借
どうやらWordPressの機能により、スマホの小さな画面でも
適宜、レイアウトや画像サイズが最適化され表示されるようでした

課題としていた、画像サイズの統一は見送りとなりましたが
Zappaを聴きつつ、この度の予期せぬ展開に
ちょっとばかり感動している私です