2007年をふりかえって

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Hot Rats(1969)/Frank Zappa

今年最大のニュースは
5月のThe Nature of the eBeastでの
Andyの病気に関する知らせ
11月には,骨髄移植を受け,現在も療養中とのことです
この件については,いずれまた別のところで
一方,私生活ですが
今年もあいかわらず仕事でドタバタして落ち着かない1年でした
なかなか集中して音楽を聴く事ができず
気になる新譜をネットで目にしつつも
結局買わずじまいでした
SATELLITEやQUIDAMとかPORCUPINE TREE等々
でも意外な収穫もありました
プログレ関係ではないのですが
ブルーズ・ギタリストのCarlos Johnson のライブアルバム
泣きのギターに痺れました
でも,本当に,私の心を癒してくれたのは
Camelからのクリスマス・プレゼント
そうMoondancesのDVDでした
なんと,12月24日に到着 !
Andy Latimerのサインも同封されており,感激もひとしお
さて,来年は景気良くいきたいものです
でもって,恒例
来年の干支,ネズミにちなんで1枚
Frank ZappaのHot Ratsです
難解さも無く,カッコ良い…
なんだか元気出そうです
ちなみにこのアルバムの最後の曲は…
It Must Be A Camel.
うまく落ちたところで,皆さん,今年はお世話になりました
来年もよろしくお願いいたします

危機への招待

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Crisis? What Crisis?(1975)/Supertramp

2007年のシーズン・オフ
広島のスポーツ・ファンの話題はFAで始まりました
結果は,御存知のとおり
エース黒田と四番新井
方やメジャーへ,方や在阪球団へ移籍となりました
10年連続Bクラスのチームには
痛い,痛すぎる主力選手の流出です
更に,何とも言い表わし難いこの虚脱感に追い討ちというか
しっかりととどめを刺してくれたのが
サンフレッチェのJ2降格
駒野,佐藤といった日本代表メンバーを擁し
一昨年はリーグ7位,昨年は10位
しかし,今年は,後半に入って成績が急降下
終わってみれば16位
自動降格は免れたものの京都サンガとの入替戦となってしまいました
一縷の希望を託した試合の結果は…
来期は,2003年のシーズン以来,2度目のJ2での闘いとなります
さて,アルバムは,Supertrampの1975年作
タイトルは,Crisis? What Crisis?
哀愁ボーカルが心にしみます
今は,危機感のない経営陣のことは敢えて申しますまい
カープ,サンフレッチェともに地方都市広島の希望
今はただ復活を切に希望する毎日です

時差

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The Larry Williams Show
featuring JOHNNY ‘GUITAR’ WATSON
with the STORMVILLE SHAKERS(1965)/Larry Williams

11月22日の夜
いつものようにメールをチェックすると
Camel Productionsからメールが入っていました
日本時間で22日の午前1時にAndrew Latimerが骨髄移植を受けるので
Camelの音楽を聴きながら成功を祈ってほしいとの内容
ファンクラブの掲示板やYahoo掲示板☆CAMEL☆トピにもその情報が投稿されていました
骨髄移植は成功しても長期の療養が必要らしいです
今はただ移植の成功と日常生活復帰を祈るだけ
アルバムはLarry WilliamsとJohnny ‘Guitar’ Watsonの英国ツアーを収めた1965年作
ロックンロール+ブルーズ
バックはStormsville Shakers
そう,Phillip Goodhand-Taitがボーカルを務め,後にMel Collinsも参加した
英国Guilfordのバンドです
というわけで,若干Camelつながり
3曲目がTwo Hours Past Midnight
嗚呼,なんとも時差が恨めしい。そんな感じです

FA宣言

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Fresh +Blood(1980)/Roxy Music

いくらエラーをしても
凡打と三振の山を築こうとも
歴代監督が我慢に我慢を重ねて育ててきた4番打者
江藤や金本は,それなりに活躍した後での移籍だったけど
新井の場合は,さあ,これからという矢先
記者会見でのカープへの愛着の言葉には
胸を打たれる部分もあったけど
あの涙だけは,残された者には,かえってむごかった
地元紙のコラムにもあったけど
胸を張って出て行ってほしかった
アルバムはRoxy Musicの80年作
せつないラブ・ソングが収められた秀作です
Side1の3曲目が「Same Old Scene」
球団幹部は,今回のことをどう受けとめているのやら
きっとこれからも同じ事が,繰り返されるのでしょう
やるせない思いだけが残ります

空白の一日,28年目の和解

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Mind Games(1973)/John Lennon

土日のスポーツ番組は,このCMの話題でもちきりでした
1978年のドラフト
いわゆる「空白の一日事件」の当事者
江川卓氏と小林繁氏が出演している「黄桜」のCMです
当時,私はまだ学生でしたが
マスコミの厳しい追求や
トレードされた小林氏が最多勝を取る大活躍をしたことなど
鮮明に覚えています
アルバムは1973年のJohn Lennonの作Mind Games
空白の一日にちなんでの選定
Side1の4曲目が,One Day(At A Time)です
ついでに言えば,アルバムの3曲目は「AISUMASEN(I’m Sorry)」
さて,肝心のCMの内容ですが
二人が,台本なしで,酒を呑みつつ
当時そして現在の心境を語り合うというもの
会話の方は,緊張ぎみの江川氏を小林氏がリードするも
終始はりつめた空気
もはや,CMの枠を超え,一遍のドキュメンタリー映像となっています
しかし,考えてみれば
二人は事件の「当事者」というよりは
読売に翻弄された「被害者」かと思います(もちろん江川氏も)
しかも,まだ50代前半という若さです
これを機会に,わだかまりにはケリをつけ
指導者として,活躍してもらいたいものです
ちなみに私は,江川氏の方が好きでした。
だって,江川さんって,なぜかカープ戦には弱かったもん….ね ←てっ,基準はそこか !

There will be no miracles

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Silence of Another Kind(2006)/Paatos

佐々岡真司 40歳
138勝 153敗 106セーブ
通算防御率3.58
背番号と同じ18年目の今シーズン
昨日の横浜戦でプロ野球生活を終えました
「もう一度優勝したい」
チームの若手にはっぱをかけるように
ことあるごとに彼が口にしていた言葉
しかし,今日現在で,ヤクルトと同率の最下位
シーズン前は,黒田の残留で
クライマックス・シリーズ進出に希望が見えたと
地元マスコミや解説者,そしてファンも沸き立ったのですが…
アルバムはPaatosの2006年作
作風は,あいかわらず暗い…
7曲目が,There will be no miracles
巨人,中日,阪神
クライマックス・シリーズは
熾烈な優勝争いを演じたチームにこそ相応しい
野球の神様は公正だった
ただ,それだけ
偉大な先輩に優勝をプレゼントできなかったカープの若手には
悲嘆に暮れる時間などない
秋季練習で力をつけて
来期を目指せ

ベテラン

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The Paris Collection(2001)/Camel

前田智徳
落合,イチローをして天才と呼ばしめたカープの主力選手
二度にわたるアキレス腱の怪我
満足にプレーできる状態ではない中で
2000本への挑戦となった18年目のシーズンです
あと1本と迫った土曜の中日戦は
テレビの画面からさえも
市民球場の熱気が伝わってきました
クライマックスは,4打席凡退後の8回裏
満塁の場面での第5打席
偉業達成は,だめ押しの2点追加となるライトへのクリーンヒットでした
「今日という一日を一生忘れることはない。」
無口で無愛想,インタビュアー泣かせで通っている彼ですが
昨日ばかりは,声をつまらせながらも
素直な感情を言葉にしていたように思います
アルバムは2000本安打達成にちなんで
CamelのY2Kツアーを収めたライブ盤The Paris Collection
Latimer先生は風邪で体調不良ながらも
Guy LeBlancやDenis Clementといった若いメンバーに囲まれて
あいかわらず良い味だしています
さて,我らが前田選手ですが
考えてみれば,まだ36歳です
体調管理につとめて,まだまだ現役で頑張ってください
そして,若手を従え,昨日のような笑顔をまた見せてほしい
カープ・ファンの切なる思いです

猛暑

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The!!!!Beat 1966/Freddie King

今さらですが….
とにかく暑いです
ニュースによれば,40度を超えたところもあったとか
この一週間,世間はお盆休みだったようですが
こちらはカレンダーどおりの通勤電車
いつもよりは,空いてはいるものの
この気温ですから,弱冷車では,汗ダラダラでした
音楽の方ですが,今回はDVD
60年代の英国ロック・ミュージシャン達のアイドル
Freddie King
メインは,1966年当時のブルーズ音楽番組「The!!!!Beat」の映像
Have You Ever Loved WomanやSan-Ho-Zayなど
御機嫌なヒット曲が満載でお薦めです
しかも巨体をゆらして熱演する姿が結構カワイイ?
ただ,照明のせいでしょうか
かわいそうになるくらい,彼も汗ビッショリです(笑
さて,オフィスに辿り着く頃には,早くもクタクタな私
正直,夏ばてぎみです
「猛暑なんかHide Away ! 」と
Freddie Kingのギターにあわせて叫びたい
秋の涼風到来を切に願う毎日です

吉報を待つ

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Hyacinth House(2005)/Hyacinth House

以前,別の所に写真を載っけた,ツバメですが
空っぽの巣を残して,親子ともども旅立っていきました
玄関が糞でよごれるし
朝からピーチクと鬱陶しかったのですが
身勝手なもので
居なくなってみると,何だか妙に寂しかったりします(笑
さて,アルバムの方ですが
どうやらスウェーデンのフォーク・ロック・グループのようです
Andy Ward関係の検索してる時に,偶然遭遇したもので
バンドの情報については,良く把握できてませんが
適度な哀愁とポップさも兼ね備えていて,結構,楽しめる作品です
でもって,4曲目が,The Swallow’s Eye
私達4人親子の生活を,どんな風に観ていたのでしょうかねぇ?
ところで,ツバメが巣をかけると縁起が良いなどと言いますが
まあ,私自身のことはよしとして
できたら,来年も戻って来て
Camel絡みの吉報を一緒に運んできてくれたら良いのになあ~などと
またまた身勝手な思いを
勝手に巡らせているところでございます

真夜中を突っ走れ

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Walls And Bridges(1974)/John Lennon

いつもの本来業務での緊急対応とは別に
今月は輪番で災害時の応援要員となっていました
というわけで,昨日の台風では,徹夜でモニター監視をお手伝いしておりました
土曜の午後4時から日曜の朝9時までノンストップ
夜食の支給はあったのですが,さすがに徹夜はこたえました
もう若く無いことを実感してしまいました
トホホ
でも結局,被害は無く,手持ち無沙汰だったりしました
さて,アルバムはJohn Lennonの「心の壁,愛の橋」
少し重たいですが,Lennonでは,好きな作品のひとつ
LPでは凝った変型ジャケットとなってます
Side1の2曲目が,Whatever Get You Thru The Night
Elton Johnもボーカルで参加したヒット曲です
徹夜の仕事は正直辛かったのですが,これでしばらく災害の応援はフリーです
というわけで,夏休み期間中の有給休暇取得計画が立てやすくなって
ちょっとばかり嬉しいhideでした

夢のまた夢

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Cherry Five(1974)/Cherry Five
Fede,Speranza,Carita'(1973)/J.E.T
Sognando e Risognando(1972)/Formula 3

前回に続いてCARPです
交流戦のことは忘れて心機一転
ここはエース黒田で再出発だ…
と思ったら,大方の予想を覆してフェルナンデスが先発
なんか,いかにも,「格下なんで奇策使いました。」といった感じで嫌
えてしてこういうのは失敗するんだよなぁ~と不安がよぎりました
案の定,序盤から大量失点での敗戦
最悪の再スタートとなってしまいました
前半戦途中というのに,5割は遠く,5位が定位置となってしまいました
さて,アルバムはイタロ3枚
最初はゴブリンの前身バンド
5にちなんで
ジャケ写真はLP帯び付き
2枚目,3枚目はヘヴィーな名盤
選定理由は…内緒ってか,すぐわかりますよね?
ちと,自虐ネタ
と愚痴ってたら,巨人戦第2戦,逆転勝ちしたみたい
やっぱり,keep on believing
がんばれカープ ! ! !

トンネル…脱出

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Tokyo C’Est Fini,Live In Japan(1989)/Atoll

5月後半のカープは絶好調でした
たしか,勝率も5割直前まで持ちかえし,順位も3位に
6月の交流戦も,この勢いで,貯金月間だ! ,と
気勢をあげたのはいつだったっけ?
嗚呼,無惨にも,6月は,黒星続きのトンネル月間でした
今日の最終楽天戦を残した段階で
5勝17敗1分
だんとつで交流戦最下位
それでも,昨日は,黒田の力投で勝利
多少は気が晴れたところです
さて,音楽は,フランスのアトールのアルバム
Tokyo c’est fini – Live in Japan
再結成を果たしての来日ライブ盤です
力みも抜けて,どこかふっきれたような演奏が爽快です
5曲目が,3rdからの「トンネル」ですが
ここは,我らがCARPも気を取り直して,再出発と行きたいものです
追伸
今日はCARPの勝利を願って,市民球場へTomoを派遣しました…が
雨かなぁ~

時代遅れ

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A Day At The Races(1976)/Queen

ゴールデン・ウィークは,行楽日和の良い天気
子供を旅行にでも連れていってやりたいのだけど,残念ながら自宅待機が続きます
まあ,音楽を聴いたり,野球中継を観たりと,のんびり過ごしてます
ネットの方ですが,普段なら二つ三つの掲示板をさらっと眺めるくらいなのですが
昨日は,時間をかけてあちこち散策できました
でもって,わかったことがひとつ,,,
それは
世間はブログ全盛期に突入していたってこと
かく言う私も,何度かブログにチャレンジしてはみたのですが
結局,そのつど閉鎖しています
もちろん,最大の理由は,自身の文才の無さですが
実は,もうひとつ大きな要因がありまして,,,
それは
私のオンボロ・マック
ブログの画面遷移や投稿で,もたつくもので
イライラ,フラストレーションが鬱積…
耐えきれず,結局,放棄しています
とは言え,無量で大容量のサービスには心惹かれます
というわけで,現在は,画像の保管庫として使っているのですが
友人曰く
「お前の使い方は,ブログの神を冒涜している !」
ブログの世界に神様がいたとは初耳ですが
言わんとするところは良くわかるような気がします
さて,アクセス・カウンターもうなぎ上りな人気ブログと比較して
自分サイトを振返ってみれば,来訪者もごく僅か
何となく,時流に取り残されたような,寂しさを感じた一日でした
今回のアルバムはQueen
Side2の3曲目が”Good Old-Fashioned Lover Boy”
さすがに,私は「ボーイ」なんて歳ではありませんが
手持ちのMacもサイトも,時代遅れなのは,まちがいないようです(苦笑

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In Praise Of Learning (1975)/Henry Cow

MLBに注目です
もちろん松坂大輔
政治家がクレームつけるほどの報道過熱ですが
ロイヤルズ戦で先発
7回を投げ,わずか1失点
10奪三振で勝ち投手となる衝撃デビュー
辛口の米メディアも賞賛の嵐
愛称もDice-Kとなったそうです
続くマリナーズ戦では
イチローを無安打に押さえるも
惜しくも負け投手になってしまいました
とはいえ,7回で3失点ですから,まずまずと言ったところでしょう
松坂の登板,今後も目が離せません
さて,アルバムの方は,Slapp Happyを迎えて制作された
Henry Cow1975年作
バンドの実験的な音づくりに
Dagmarの素頓狂なボーカルが加わって
魅力的な作品となっています
ジャケも例のとおりで印象的
ところで,松坂所属のボストン・レッド・ソックスと同じく
赤をまとった日本の某球団ですが
対称的に,トホホな日々が続いております
渾沌とした感じのHenry Cowのこのアルバム
どちらかと言えば,イマイチ噛み合わない今のカープの方を象徴してるかな
当時のSlapp Happyのように空中分解?とならねば良いのだが(笑

球春到来

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Keep on Believing(2005)/Sara Westbrook

いょいよ,セも開幕です
金曜日,カープ初戦の先発は,もちろん黒田
阪神,下柳との投げあいとなりましたが
終盤に追加点をあげ,4対1で快勝しました
FAを巡る報道過熱
肘の手術
オープン戦の不振
いろいろプレッシャーもあったかと思いますが
エース黒田,最高のスタートとなりました
2戦目は,ルーキー青木が6回2失点粘投と頑張りましたが
残念ながら3対2で負け
まあ,新井のホームランも出たので良しとしましょう
Keep on Believing
とにかく優勝信じて応援します
アルバムはカナダのインディー系フォーク・シンガー
Sara Westbrook の2005年作
Camel関係の検索中に偶然遭遇しました