Sprawl(1994)/Bevis Frond

強烈な泣きと歪みのサイケ・ロックです
いきなり冒頭でのハウリングがわざとらしくもかっこいい
あなどりがたしNick Saloman !
最近のBevis Frondのアルバムと違ってかなりハードですが、そこがこの作品の魅力でしょう
Andy Ward関連作品では、Richard Sinclair絡みのアルバムも良いのですが、もろロックしてくれてて、Camelの1stやMirageを彷佛させてくれるので、私にとってのBestは文句なくこのSprawlです
Anthony Aldridgeのバイオリンもハードで叙情に流れずカッコ良いですね

Mirage

バンド名がCamelでアルバムタイトルが Mirage、おまけにジャケがタバコのCamel…ちょっと安直すぎないかよぉ~って、まず思いましたが…しかし、買って良かったぁ~
比喩でも例えでもなく擦りきれるほど聴いたもんです。というか、中学生ですから、ほかにはあんまりLP持ってなくて、気に入った作品は必然的にへヴィー・ローテーションになってました。ほとんどセルフ・マインド・コントロール状態でした(笑
当時は,随分と大人びた音楽と感じてました。まあ、こっちは 田舎者の中学生=おこちゃまでしたから、かなり背伸びして聴いてたことは間違いないです
今聴くと、逆に「こいつら若若しくてエエなぁ」と思ってしま いますが。きっと、皆、成功することを夢見てたんでしょうね。そんなギラギラした野心が見え隠れしますが、かえってそれがevergreenな魅力となっているように思います
ロック的な猥雑さとプログレ的なアプローチが絶妙なバランスを見せる好作品かなと
長きにわたりクオリティの高い作品を送り出し続けているCamelというバンドの意外なほどの足腰の強さ、したたかさの原点は1stやこのMirageにあるのではないかと思っています

Moonmadness

Mirageを気に入った僕は速攻で当時の新譜Rain DancesとMoonmadnessを買いました

(しかし,Snow Gooseを買わなかったところが、既に王道を踏み外しているような気がしないでもない。実はちょっとコンプレックスあります)
ただ、中学生の自分にはLunar Seaはちょっとばかり難しかったです。いつもB面途中で針を上げておりました

好きになったのは高校生になってからでしょうか?うーん、よ く覚えていません。いつの時点からなのかは定かでないのですが、Camelではこのアルバムが一番好きです
1stやMirageあたりとは打って変わって、随分と洗練されてきてますが、ぎりぎりロックの領域に留まっている。そんな微妙なバランス感が心地良いような気がします
Another Nightなんてハード・ロックですよね???

Andy Latimer, Pete Bardens, Doug Ferguson, Andy Ward、4人のオリジナル・メンバーによる頂点にして最後の作品というところでしょうか
それから私のサイトですが,Pete Bardensの死、Spirit of the Water、そして,欲しかったMac OS-XのAquaインターフェイス、この三つが僕の頭の中で交錯した瞬間生まれました

A Live Record

Breathlessが苦手だった当時の僕は、こちらのLiveアルバムにのめりこみました
中でもお気に入りはNever Let Goのギター・ソロでした
正確に言えば、ギター・ソロの直前。Wardと Sinclairの掛け合いを牽制するように、まずは1回ギュワーンと弦を鳴らすところでゾクゾクしてました
「おいおい,2人して楽しそうに演ってるけど、このバンドの リーダーは俺なんだぜ。トリは貰うぜ」って、見栄を切ってからソロに入る,,,ほんま役者やのぉ~そんな感じがします 
それから、そうそう、このアルバムは2枚組でして、2枚目が Snow Goose全曲ライブでした。ようやく、Snow Gooseを初体験。なんて先輩に言ったら叱られました
ところで、私は、Snow GooseでのWardのプレイを「歌うドラム」と称しております

Harbour of Tears

再結成Camelでは、何故かこの作品と一番波長が合います
純粋に音楽面からだけで言えば、Rajazが好みのタイプなのですが、歌詞世界とかを含めると、こちらに軍配を挙げてしまいます
歌詞カード読んでるだけでウルウル来そうになります
私小説的なところが鼻につく方もいるかもしれないですが、個人的には90年代のプログレッシブ・ロック・シーンを代表する1枚と思っています。と言いながら,本当の意味でのめりこんだきっかけは、Coming of Ageだったりします(笑

Coming of Age

このライブCDには本当に打ちのめされてしまいました
追い討ちは、DVDの映像
心を込めて弾くということはこう言うことなんだと遅まきながら思い知りました
唯一の欠点は、Foss Pattersonのファッション・センスか←かなり本気にそう思ってます

Curricurum vitaie/Camel Footage

Discographyでは,Andy Wardについて、「BrewではなくCamelのメンバーとして参加して欲しい…」って書いたんだけど、ちょっと補足
このコメントは、実現しないであろうことを前提に書いたものです。また,少々、逆説的ではありますが、本当に心から実現して欲しいと思っている訳でもないのです
今の体調のWardがCamelに参加することは、バンドにとって、何よりWard本人にとって大きなリスクを伴うことでしょう
実際,「ツアーは無理だ」と、Wardのサイトに書いてあるくらいだし
いずれにしても、もしも再加入なんてことがあった日には,私は心配で心配で夜も眠れないでしょう(笑
僕としては、あのコメントは「もしも,あの時,あんな形で Camelを辞めてなかったら、もっと違った展開があっただろうに。もしかして、今このDVDでBrewとしてではなく、今なおCamelのドラマーとして映っていたんじゃないだろうか」って思って書いたんです
ただ、パーマネントな参加ではなくても,例えば,ステージで ゲスト参加として1-2曲やってくんないかなぁとは思うのですが←やっぱり思ってるんじゃんって突っ込まないで。本当に好きなんですから(笑