Bookshelf

書架です。
Camel関係資料などを蒐集してはためこみます。
1. 小説・参考文献等
2. Delight of the Snow Goose
3. Madness of Moonmadness
4. Arabic Scale and Rajaz Rhythm
5. Actually Colin Bass
1. 小説・参考文献等
Camelのコンセプト・アルバムの原作本や参考文献などを御紹介しています。
詳細はこちら => ★ 
指輪物語
白雁物語
シッダールタ
Mr.Oの帰還
怒りの葡萄
Eyes of Ireland
アラビアのロレンス
2. Delight of the Snow Goose
Snow Gooseに関係する書籍です。
左は絵本、右は漫画でCamelのアルバムSnow Gooseが出てきます。
スノーグース

絵: アンジェラ・バレット
訳: 片岡しのぶ

鏡四郎がゆく !

作者: 外園昌也

その他Snow Gooseにまつわるあれやこれやを蒐集しました。
Other Goose

Snow Gooseをタイトルに持つ各種音源をいろいろ蒐集してみました

BBC Drama

1971年にBBCで放送されたドラマのDVDです

日本酒

創業明治20年新潟の中川酒造の吟醸酒「越乃白雁」です。全国新酒鑑評会金賞受賞

切手

初雁と呼ばれる昭和21年ごろの1.3円普通郵便切手です。上の白いのがハクガン,下側がマガン

ウッド・ワーク

北海道にある工房スノーグースのCDスタンドです

紅茶

山形県の紅茶専門店のオリジナル・ティー Snow Gooseです

プラネットアース episode 6

動物映像のDVDシリーズの第6巻,北極圏へと渡る数万羽の白雁が圧巻です

WATARIDORI

世界中の渡鳥の実体を克明に追ったドキュメンタリー映画です

うっすらピンク色がのった白い花が咲くツタ性のバラSnow Gooseです
■ 2005年9月
■ 2007年5月3日
■ 2006年3月26日
■ 2007年5月9日
■ 2006年5月13日
■ 2007年5月12日
3. Madness of Moonmadness
Prog-résiste n°37
ベルギーのプログレ誌、Prog-résiste37号の表紙がMoonmadness+Snow Gooseです。
えっ、Madnessとまでは言えないって ?
本当のMadness of Moonmadnessは...こちら =>★


4. Arabic Scale and Rajaz Rhythm
1999年に発売されたCamelのアルバム・タイトルはRajazですが、そもそもRajazって何ですか?
1. Three Wishes/3つの願い、2. Lost and Found/ロスト・アンド・ファウンド
3. The Final Encore/最後のアンコール、4. Rajaz/ラージャーズ
5. Shout/シャウト、6. Straight to My Heart/ストレート・トゥ・マイ・ハート
7. Sahara/サハラ、8. Lawrence/ローレンス

詩的ディスクール -比較詩学をめざして-

編者: 安藤元雄、乾昌幸
発行年: 1993年
ググッてみたら、Rajazに関する記述を含む本を見つけることができました。
この本に、堀内勝という研究者の「アラブ詩の律格型ラジャズについて」という論文が収められています。
この論文によると....
1. Rajazとは?アラブ詩の韻律のひとつで、最も素朴なもの
2. Rajazは何に由来するか?元来は、ラクダの後脚部の臀部あたりの病気の名称。
後脚が震えるため、正常な4本足のリズムが変化し(3歩目が半拍になる。)、逆にこれが快いテンポとなって、この調子に合わせた詩歌が誕生し、この詩歌自体もまたRajazと命名された。
3. アラブ詩の韻律を整理し体系づけたのは誰か?8世紀後半のイラクの文人ハリール(718- 786)
アラブ音楽

著者: サラーフ・アル・マハディ
訳者: 松田嘉子
発行年: 1998年
こちらはアラブの芸術音楽についての本なのですが、民俗楽器の紹介もあって、私のような人でも、それなりに楽しく読むことができます。もっとも、楽器はウードとタブラしか知らなかった...
前述のイラクの文人ハリールのアラブ詩の韻律に関する解説もあります。
もちろんRajazも出てきます。(P41)
後ろ足の病気のため、3拍目が8分音符になります
5. Actually Colin Bass

Soup of the Century (1990)/3 Mustaphas 3

Andrew Latimerとともに新生Camelの屋台骨を支えるのが、ベーシストのColin Bassその人である。
現在も、ソロ活動のほかに、様々な音楽ジャンルでプロデュース業を行うなど、多彩な活動を続けている彼だが、80年代ワールド・ミュージックのパイオニア的バンドとして知られる3 Mustaphas 3 のメンバー、Sabah Habas Mustaphaの正体がColin Bassであったという。
Sabah Habas Mustapha名義の活動中、私のお気に入りは、3 Mustaphas 3のアルバムSoup of the Centuryにある、Soba Songなる怪しげな日本語歌詞の曲です。もちろんボーカルは、Sabah Habas Mustaphaです。

1. a) Buke e Kripe Ne Vater Tone, b) Kalaxhojne, 2. Zohar No 2, 3. Soba Song, 4. Golden Clarinet, 5. Ti Citron, 6. a) Sadilo Mome, b) Tropnalo Oro, 7. This City Is Very Exciting!, 8. Yogurt Koydum Dolaba/Televizyon, 9. Lipovacko Kolo, 10. Madre, 11. Ya Habibi, Ya Ghaybine, 12. Mamo, Snezhets Navalyalo

ワールド・ミュージック宣言

著者: 松村洋
発行年: 1990年
ワールド・ミュージックに関するエッセイ集です。89年の来日時のインタビューを交えて3 Mustaphas 3に一章が割かれていますが、バルカン地方シェゲレリ村のムスタファ・ファミリーによるバンドとの「公式設定」を前提とした記述となっています。こうして見ると、3 Mustaphas 3の実体が英国実力派ミュージシャンによる活動であることが明らかになったのは、もう少し後のことであったのかと推察されますが、私自身が当時の状況を追いきれてないので、もしかしたら周知の事実としてその設定込みでリスナーも楽しんでいたのかもしれません。まあ、いずれにしても、ワールド・ミュージック・ブームを牽引したバンドのひとつであることは、まちがいないかと思います
めぐりあうものたちの群像

著者: 青木深
発行年: 2013年
戦後のポビュラー・ミュージックの再興にあたって、米軍基地が果たした役割を詳細に追った力作、圧巻の600ページです。基地の娯楽施設である米軍クラブでは、酒や食事だけでなくバンド演奏が提供され、ここに日本の歌手やミュージシャンが集結したとのことです。
注目は、米兵のC & Wバンド、ドリフターズに関するもので、ギタリストのボビー・ノートンが作詞・作曲したThe Soba Songをレコーディングしたとの記述があります。(P283〜P284)
ご存知、美空ひばりの「チャルメラそば屋」は、前半部分に奥山靉による歌詞を加えたカバーで、その点についても紹介されています。

前出のSoup of the CenturyにあるSoba Songは日本語歌詞もありますし、最後に「おっそばぁ〜」と囁くアレンジなど、美空ひばりバージョンを下敷きにしています。
しかし、はるばるアメリカから来たC & Wの進駐軍バンドが作った曲を、国民的日本人歌手がカバーし、更に30年以上を経て、東西文化の融合の地バルカン半島出身(という設定)のバンドがアルバムに収録するなんて、ワールド・ワイドでちょっと素敵なストーリーと思いませんか?
ところで、最後に唐突ですが、Colin Bassは、コリン・ベイスではなく、コリン・バースが正しい発音ですので、お間違えなきようお願いします。←実は一番言いたかったのは、このことだったりする。なので 二重の意味でActually Colin Bass