Camelogue

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■ Straight To My Heart

先般,CPのメール・ニュースやオフィシャル・サイトにおいて,Andrew Latimerが病気と闘っていることが表明されました
私に何ができるか…
まずは,Guestbookへカキコを入れました
そして,続く応援メッセージを,できるだけ毎日書き続けようかと思っています…
※2007年12月7日のThe Nature of the eBeastによると術後は良好とのことで,2007年12月31日でメッセージの方もくぎりをつけることにしました
(07.6.17〜07.12.31)


■ 来日公演資料コーナーについて

知り合い曰く「やっぱり初期が好きなんだろ?」
どうも,資料コーナーに,79年と80年の来日公演しか無いことを指しての発言だったようです
でも,ちょっと違うんです。あれって,「Live Report」のコーナーと一体なんですよ
私のサイトの「Live Report」のコーナーは,キャメルのライブを綴った記事のリンク集です。(リンクについて御了承いただいた皆様に感謝!)
再結成後のライブレポは,いっぱいあるのですが,寂しいのが,79年,80年の記事です
私は,未体験につき,書きようがありません。諸先輩の皆さんどなたかに書いていただけると嬉しいのですが,,,
もうひとつ気になっていたのが,某海外のキャメル・ファン・サイトの存在です。なんと,ツアー・パンフの全ページが画像紹介されてるのです。もちろん日本公演のものもです
日本であったことなのに,海外のサイトでしか情報を得ることができないなんて癪だと思いませんか!
というわけで,オークションで79年と80年のツアー・パンフを購入して,サイトに載っけることを企てたわけなのです
でも,それだけじゃ,何だかあれですよねぇ〜
海外ファンに対して,「日本のキャメル・ファンここにあり!」ってな感じを見せたいなとの思いで,併せて,当時のフライヤーやら雑誌も集めてコーナーを作ってみました
自分でも大人気ないとは思うのですが,以上が,あのコーナー作成のてん末なのでした(笑
(07.04.29)


■ Camel T-シャツ

2004年暮れに発売された,Camelお宝映像DVDのCamel Footage
なんと言ってもお目当ては,BBCのSight and SoundでのFirst Light。初めてのメンバーチェンジを経験した直後のアルバムRain Dances冒頭の曲です
とかくMel CollinsやRichard Sinclairが注目されがちだけど,個人的な聴き所は,やはりWardのドラミング
「あぁ,俺はこういう曲をやりたかったんだ」
スネアがそう言っているように聴こえるのは気のせいかな? かっこいい!  そして,何より楽しそうだ
(Dougの脱退の経緯を考えると少しばかり苦い思いが重なる... )
ボーナスで収録されているCamelの前身バンドBrewのジャム・セッションも素敵です。みんないい爺さんになっちゃったけどね
Latimer先生のはじけ具合が微笑ましい。おどけてノリノリでギターを弾いている
Dougも一音一音渋いベースラインを返している
ドラムへ目を移すと ...
スティックを振るWardのTシャツには,Camelのロゴ
あぁ,わだかまりなく,そのTシャツを着て演奏できるようになったんだ。そう思うと,何だか目頭が熱くなってしまいました
Camel Footage
昔のお宝映像と比較して最近の映像に目新しいものが無く残念との評もあるようですが,少なくとも,僕にとっては,最高の宝物となりました
(このBrewの映像は,Curriculum Vitaeでもほんの少しだけ収録されてたのですが,その時には,TシャツのCamelロゴには,気付きませんでした。不覚。反省しきりです)
(06.08.19)
※Music For Today(04.12.6)を一部修正して転載


■ 激活動再開希望

お昼休みに,うたた寝しながらパソコンで音楽を聴いています
時々,「何聴いてるの?」って質問されるのですが,大抵,「友だちから借りた歌謡曲なんで,曲名とかは分からない」と答えてお茶を濁してます
「プログレです」なんて答えた日には,その後の説明に要する時間と労苦を考えるとぞっとしてしまいますから,,,
しかも,その労苦に見合った相手の理解が得られる可能性は,極めて低い事が,経験上身に染みている(苦笑
でもって,プログレ全盛期の70年代に戻りたい,なんて言う人もいたりしますが,僕は,全然そう思わないんです
今の方がずっといい,,,そう思ってます
一番記憶に残っているのが,K君とのこと
高校時代,クラスのプログレ狂徒のK君が,延々1時間「キャメルなんてプログレではない」と,講釈してくれたっけ
まあ,Kの場合は極端なんだけど,不思議と知り合いはアンチ・キャメル派ばかりでした
思考回路と論理展開は概ねワン・パターン
みんな,スノー・グースを引き合いに,軟弱バンドと断罪してくれました
それを思えば,やっぱり,今の方がずっとずっといい,,,そう思います
今の若いプログレ・ファンは,キャメルぐらいのバンドも,それなりにちゃんとリスペクトしてくれている(いますよね?)ような気がします
いえ,その,何です
実は,こないだキャメル絡みで皮肉を言われたもんで
ちょっと昔話かたがた愚痴ってしまいました
慣れっこになってたと思ってたのですが,やっぱり悪く言われると凹んでしまいます
Latimer先生に早いとこ活動再開していただくのが,一番の妙薬なんですが…..
2006年早期活動再開 激希望
(06.04.23)


■ サイトの生い立ちについて

Macユーザーでしたので,僕も,かなり早い時期から,WWWの世界に入り浸っていました
でも,自分でサイトを持つという発想はなく,ずっとROMに徹していました
そんな私が一念発起してサイトを立ち上げたのは,2002年の秋のことでした
2002年
その年の1月,Camelのオリジナル・メンバーだったPeter Bardensの死が報じられました
脳腫瘍の手術後,療養中に,肺癌を発症し亡くなったそうです
PeterがCamelを離れてもうずいぶん経っていましたが,やはり思い出深いメンバーのひとりです。彼の訃報には,私も,ずいぶんとショックを受けました
遺作となったThe Art of Levitationには,Camel時代の名曲Spirit of the Waterが収録されていました
ボーカルは,お嬢さんのTallulahさんだそうです
悲し気な歌声が涙を誘いました
この曲をリピートする日々が続きましたが,そのうちに,悲しい気持ちとは違う,別の感情に襲われるようになりました
一言で言えば,「焦燥感」でしょうか
そう,人生は短い…….
こうして,Peterの死,Spirit of the Water,そして当時流行してたMac OS XのAqua インターフェース
3つが頭の中で交錯したとき,僕のサイトが生まれました
(06.02.12)


■ Snow Gooseとその周辺

私の場合音源購入に向けることのできる予算は雀の涙
CD爆買いできたら,どんなに爽快だろうと思うのですが,現実は,なかなか厳しいものがあります
最近は,安い輸入盤もありますが,新譜を海外からの購入となると送料もバカになりません
平均購入枚数は,月3〜4枚といったところでしょうか
本やDVDなんか買ったら,もっと厳しい状況に追いこまれてしまいます
購入に当たっては,Camel関連が最優先となるのは当然ですが,思い出深いLPの買い替えもしたいので,なかなか新領域開拓とはいきません
と言うわけで,2ヶ月単位くらいで,テーマを設定してCDを買うことにしてます
でもって,昨年末のテーマは,Snow Goose
ポール・ギャリコ公認のオケ+朗読付きのLPや,Gary Mooreのソロ作に収録されてる”Flight of the Snow Moose”の存在は,キャメル・ファンの間では有名でしたから,調査の上,それらに加えて,同名異作品などをサイトに掲載することにしました
最初に見付けたのが,プログレ系ギタリスト Gordon Giltrapとフルート奏者Alexa Stillの2枚
Amazon曲名サーチで発見。即購入しました
これで終わりにしようかと思ったのですが,なにげにGoogleしてみたら,偶然,Carl DavisのTV用音楽作品集のLPを紹介しているサイトに遭遇しました
1971年英国BBCで放映されたドラマSnow Gooseのの挿入曲を収録とのことで大収穫でした
このドラマ,確か,当時,日本でもNHKで放映されたんですよね
盤の方はGEMMで難なく捕獲
私は音楽評論家ではありませんし,とりわけクラシックには疎いので自信は無いのですが,上記の中では,Carl Davisの作品が図抜けて素晴らしいように思いました
と言うわけで,Camel以外も聴け!と叱られることが多い私ですが,「それなりに」,新領域開拓にもいそしんでおりますので,お許しください
誰だぁ〜? やっぱりCamel関連じゃんかって,言ってるやつは !
(06.02.11)


■ Snow Goose

Camelと言えばSnow Goose
Snow GooseといえばCamel
チャートのトップ10に入ったアルバムですし,世間一般ではそういう評価なんでしょうが,そもそも,Mirageのロック的なかっこ良さで,Camel党になった僕には,永らく,ちょっと「?」なアルバムでした
個人的な音楽指向で言えば,シンフォニックな音楽が苦手だったりします
「荘厳なシンセの音壁」とか,「オーケストラを大胆にフィーチャア」した作品には,腰が退けるタイプでした
というわけで,Camelファンと称しながらも,このLPを買ったのは,ファンになってから5年後くらいだったでしょうか
でも,やっぱり,ピンと来なくて,以後も,この作品をラックから取り出すことは,あまりありませんでした
私的には,Camelの良さって,ロックバンドとしてのかっこ良さにあると思ってました
そもそも,Creamのコピーなんかやってた訳だし,やれファンタジー・ロックだの,叙情派だのといった紋切り型の紹介には,少々うんざりしてました
そうした表現は当たってはいるんだけど,彼らの魅力の一部でしかないんじゃないかな?
まあ,今にして思えば,少々意固地というか,ムキになってたところがあったかな? うん,たぶん,そうでしょう
さて,このSnow Goose,実は,最近,本格的に聴き直してみました
きっかけは,Curriculum VitaeでのAndy Wardの映像でした。Snow Gooseで,思い入れたっぷりにシンバルを叩く彼の姿に感激して,再挑戦を決意しました
それに,ちゃんと,シンフォニック苦手克服のための秘策も編み出していましたしね !
結果は...
うーん,,,ブラボー,Snow Goose最高 !
あっけなく宗旨がえとなってしまいました(アハハ
結構,Snow Gooseが苦手という人いるみたいですが,どうやって克服したかお教えしましょう
題して,Snow Goose苦手矯正プログラム←大袈裟すぎ
それはね,,,,
DougとWardのリズム・セクションだけを聴くのです(爆
うーん,なんと不敬な,ほんとにファンかよ,俺
皆さん,Latimer先生と天国のPeterには内緒ですよぉ〜
克服法については,半分くらいは冗談ですが,(つーうことは,半分はホント...です)
やはり,このSnow Goose,私としては,ロック・バンドCamelが,コンセプト・アルバムに取り組んで,結果としてファンタジックな作品に仕上がったと解釈したいのです
まあ,賛否はいろいろあるでしょうが,少なくとも,Camelの出自というか,音楽的なバック・ボーンには,ちゃんとしたロック・スピリッツがあることだけは,押さえておきたいなと思っています
という訳で,やっぱり,Mirageの方が好き! ! ! ←まだ言うか
(06.02.10)


■ The Single Factor

アンケートを取ってみたら,一番人気の無いアルバムじゃないかな?
ネットを散策してみても,あんまりレビューされてるのを見たことがありません
でも,曲自体はどれも良いなと感じてました
プログレ色が希薄でポップなアレンジの曲が多いのですが,Heroesなんか大好きでしたし,No Easy Answerは,自分の結婚式で流したりもしました
ただ,困惑したのが,インナー記載のクレジットでした
曲ごとに演奏者が,まちまちで,いったい誰が正式メンバーで,誰がゲストなのか,全くわかりませんでした
「?」といった気分でしたが,当時の私は,Peter Bardensの名前を見つけて,脳天気に,はしゃいでました
でも,何より気になったのが,(感覚的なことで,申し訳無いのですが),アルバムとしてのまとまりの悪さでした
最初に言ったように,個々の曲はどれも素敵なのですが,アルバム全体としてみたとき,どこか焦点がしぼれていない,散漫な印象を受けました
聴き通した後,何となくスッキリしないというか,吹っ切れないというか,,,,
まあ,曲ごとに奏者も違うし,しょうがないかなぁって,無理やり納得することにしてました
今となれば,全てに合点がいくのですが,当時の僕は,大好きなバンドが,既に死に体になっていたことなど,知る由も無く,困惑した気持ちのごまかし方に思い悩んでいました
レコーディングに当たって,新しいメンバーを集めてバンドを立て直し,アルバム・コンセプトを練り,曲をつくりあげるそういう意欲も失せていたんでしょうね
やはり,Wardの離脱は,Andy Latimerにとって辛い経験だったのでしょう
歌詞なんかも,冒頭のNo Easy Answerからして,目標を見失った彼自身の心境の独白でしょうし,Manicに至っては,当時のWardのことそのまんま,演奏もちょっとヤケクソ気味かなぁ
それだけに,楽しそうにPeteと演ってるSasquatchには,ほっとさせられます
The Single Factor
ちょっと苦い思いが重なる鬼子的アルバムではありますが,Camelの歴史を語る時,忘れることのできない一枚かと思います
機会がありましたら,是非,お聴き頂ければ嬉しいです
(06.02.09)