Friend or Foe

Id.Entity (2023年)/Riverside

今朝の新聞を手にして愕然としたのは、私だけではないでしょう
そう、カープ の主軸打者、西川龍馬選手のFA報道です
これまで、宣言なしとの予測が大勢でしたので
倍でショックが大きい…
移籍は確定的とのことで
地元紙一面(!)では、かの副大臣の辞任よりも大きな扱いでした

記事によれば、パリーグ野球への憧れや打者としての探究心から
移籍を決意したと報じられています
ならば、これ以上は申しますまい
ただ、痛い、痛い、痛すぎる

今年のカープ、大方の予想を覆して2位と躍進しましたが、課題は打線
とにかく、エース級の投手に対して
打てない、点が取れない、でもって競り負けるのワン・パターン
唯一の三割打者がFA移籍となると
なかなか厳しいものがあります(涙

気を取り直してのアルバム紹介ですが
ポーランドのバンド、Riversideの最新作、Id.Entity
ただの、西「川」繋がりですが
気力が出なくて他に作品を思いつかない…
今年イチオシのCDなので、本当は、良い話題で使いたかった(ブツブツ

さて、気になるのは来シーズン
西川選手とは、まずは交流戦で、あい見えることになるかと思いますが
ここは志高く、日本シリーズでの対戦を期待しましょう
大型補強は望めぬ我らがカープ
大舞台への進出のためには、現有選手のレベルアップが必須かと
いでよ若鯉と叫ばずにはいられません ←本当は叫ぶ気力すらない

Alphabet X

Bundles (1975年)/Soft Machine

ネット黎明期の調べ物
YahooやLycosやExciteなどを、とっかえひっかえして検索していましたが
遅いモデム速度も相まって
なかなか思う情報にたどり着けないことが多かったように記憶しています。

そんな最中のGoogle登場
桁違いのヒット量とスピードに凄まじい衝撃を受けたことが懐かしく思い起こされます。
当時、ネット社会の無限の可能性を信じたのは、私だけではなかったことでしょう。
それが今、関連企業とともに持株会社Alphabetの下に束ねられ大成長
ところが,肝心の検索サービスはと言えば
検索結果の上位を占めるのはショッピング・サイトばかりの有様に…

そうこうしてたら、今度はTwitter
決済サービスを盛り込んだスーパーアプリへの進化を視野に入れ
ロゴも社名もXに変わってしまいました。

さて、今回ご紹介のアルバムですが
ご覧の通りジャケ選定で、Soft Machineの1975年作Bundlesです。
空へ飛び立つ小鳥のジャケットが可愛らしいのですが
音の方はジャズ・ロックで、新規加入のAllan Holdsworthのギターが冴えてます。
個人的には、Soft Machineの中では、イチオシだったりします。

話を再びIT企業に戻しますが
今回のGoogleとTwitter社の変遷話、ネガティブにお伝えした私ですが
営利企業として成熟したと評価してあげるべきことなのかもしれません。
実際、便利なアプリやウェブ・サービスが充実することは、歓迎すべきことなのでしょう。

ただ、Bundleされた個人情報、彼らに委ねて良いのか悪いのか
久しぶりに、浮遊感漂うAllan Holdsworthのギターを聴くうちに
何とも不安に駆られた私です。

All you need is bugs

Il Fantastico Viaggio Del Bagarozzo Mark (1978)/Goblin

長期化するロシアによるウクライナ侵攻に伴い輸入小麦が高騰
これまでも幾度となく食品の値上報道がされてきましたが
今月も3500品目を超える値上げラッシュとなりました
家計のやりくりが大変ですが
気になるのが、いわゆる食糧安全保障
なんだか先行き不安になるのは私だけではないことでしょう

こうした中注目を集めているのが昆虫食なのだとか
実際、Amazonで検索してみると、3,000件以上の品目がヒットしました
そういえば、無印良品も、「コオロギせんべい」と「コオロギチョコ」を発売しているとか

この昆虫食、ググってみると
魚や肉よりも、高タンパクなだけでなく、飼育時の環境負荷が低く
今時な言い方をすれば、SDGsな食材なのだそうです
私は確認していませんが、しかも美味しいのだとか,,,
かのグルメ大国、中国では、タガメなどが比較的ポピュラーな食材とされているようですし
日本でも、いなごの佃煮なんてのもありましたよね

と言うわけで、今回のアルバムは昆虫がらみのジャケットで選定
蝶や蜘蛛をあしらったデザインは数多あり芸がないので
Goblinの1978年作、Il Fantastico Viaggio Del Bagarozzo Markをご紹介
邦題は「マークの幻想の旅」
ホラー映画のサントラでお馴染みの原色的なシンセ・サウンドではなく
ファンタジックなコンセプト・アルバムに仕上がっています

さて、いいことづくめのように思える昆虫食ですが
最大の難点は、その外観
キモイ感じが拭えないことでしょう
しかし、考えてみれば,エビやカニだって、相当グロい外見かも
結局、このあたりは「慣れ」の問題なのかもしれませんが
アルバム・ジャケットの不気味な甲虫にすら
ドキッとする私ですので
政治家諸氏には、別の手段で食糧難を解決していただくことを、切に期待する次第です

γ-GTP

Magical Mystery Tunes VOL.2 (2017年)/The Goggles

主夫生活も一年を過ぎましたが
運動不足に加えて飲酒癖もある私
BMIだのLDL-Cだの、健康診断の数値に気が滅入るばかりです

世の中の方も、健康ブームが再燃したのか
最近、やたらと、ガンマGTPが話題に上っています
新刊図書もYoutube動画もガンマGTP一色…かと思いきや
よくよく見てみると、席巻しているのはガンマGTPではなく
新開発のAIボットで、その名もChat-GPT
どんな質問でも、専門家ばりの模範回答を生成してくれるのだとか
しかも、ナチュラルな文章に仰天
確かに、話題になるのも納得です
MicrosoftやGoogleなど各社からの追随の動きが報じられています

さて、「Chat」絡みの曲といえば
QueenのアルバムHot SpaceにあるBack Chatが思い起こされますが
Jazz以降は著しく興味を失っていたことから、こちらのアルバムは未所有
と言うわけで、今回の選定は、The GogglesのMagical Mystery Tunes VOL.2
Twitt and Chattを収録
このThe Goggles、福岡を拠点に活動するバンドですが
お察しの通り、Beatlesのパロディー・バンドでして
1曲目でニヤリ、2曲目で大爆笑、3曲目からは脳内の聴覚野が捻転し身震い必至
でもってカルトな人気を誇っているのだとか
そうそう、件のTwitt and Chattですが
確か、何年か前に奥田民生がカバーしたような…
そんな縁(?)で、今回購入

話は再びChat-GPTですが
これまで、「AIに仕事を奪われる」なんて記事、絵空事と高を括っていたのですが
どうやらホワイトカラーの職場へは、すぐそこにまで迫っているようです
やれやれです

と、ここまで書いてて気づいたのですが
先ほどのバンド名、某巨大IT企業にそっくりで…
えっ、まさかクリエーターの世界にまで?
レンブラントの身震い」さながらの暗澹たる未来世界の妄想に
ますます酒量が増えそうでして
私のガンマGTP値改善は望めそうにない予感です

野球狂の詩

Return of the Samurai (2013年)/Tai Phong

NPBからは、三冠王村上宗隆、2年連続四冠投手山本由伸、令和の怪物佐々木朗希
メジャーから、ダルビッシュ有、吉田正尚、大谷翔平、鈴木誠也(故障のため辞退、残念!)
加えて、日系アメリカ人のラーズ・ヌートバーを擁するなど
史上最強と称された侍JAPAN
戦前から、アメリカ、ドミニカと並ぶ優勝有力候補との評価で
期待が高まりました

日本の1次ラウンドは、東京ドームを会場とするプールB
初戦中国戦は大谷、続く韓国戦はダルビッシュ
チェコへは佐々木、最後のオーストラリアは山本由伸
豪華な先発ローテーションで全勝の首位通過
続く準々決勝イタリア戦も9対3で快勝
村上選手の不振や源田選手の負傷といったアクシデントもありましたが
まずまずの内容で、チームはアメリカへ

準決勝のメキシコ戦は劣勢の中、村上のサヨナラ打で辛勝し
超強力打線を擁するアメリカとの決勝戦となりました
打ち合いになれば圧倒的に日本が不利との下馬評でしたが
細かな継投で痺れるロースコアの展開に

日本1点リードの最終回のマウンドには大谷翔平
ツーアウトで迎えた相手打者は、大谷の盟友でスーパースターのマイク・トラウト
最後は大きな曲がり幅の高速スライダーで三振に仕留め
侍JAPANの優勝に日本中が歓喜に沸きましたが
思えば、この試合、トラウト、大谷が先頭で国旗を持ち選手入場すると言う粋な演出で始まった訳で
ハリウッド映画もビックリの結末に
なんだか現実とは思えない不思議な感覚に襲われました

ご紹介のアルバムは、侍JAPANにちなんで選定
フランスのプログレバンド、Tai Phongの2013年作
Return of the Samurai
彼ららしい哀愁漂うドラマチックな曲調は健在ですが
何故かジャッケットはいつもの鎧武者ではなく女性剣士

さて、早くも次回大会への参加を熱望する選手が続出するなど
大きく沸き返ったWBCでしたが
今回のトラウト対大谷を凌ぐ盛り上がりをとなると
あとはリアル水原勇気の出現以外にないのかなと
CDジャケットを見ながら、ちょっと妄想している私です

高病原性鳥インフルエンザ

Imagination Lady(1971年)/Chicken Shack

ここ数年、毎年冬になると養鶏場で防護服を着て防疫作業にあたる
県職員の映像がニュースで流れます
そう、高病原性鳥インフルエンザです
広島県では、令和2年から毎年発生が続いており
とりわけ、この2022-2023シーズンは凄まじく
12月15日の1例目の養鶏場事案に始まり
これまでに6例
県内累計で167万9976羽が殺処分となりました

ウクライナ情勢の悪化を受け、小麦など食料品の高騰が続いていますが
ここに来て、物価の優等生と言われてきた鶏卵までもが値上がり傾向に
どこか他人事に構えていた私ですが
家計への追い討ちに青色吐息

というわけで、今回は鶏繋がりでアルバムを紹介
Chicken Shackの1971年作のImagination Ladyです
Chicken Shackと言えばFleetwood MacやSavoy Brownと共に
三大ブルース・バンドと称されましたが
こちらのアルバムはどちらかと言えばCream的なハードロック寄りの印象です

ところで私、MacとSavoy Brownの作品は、いくつか保有しているものの
Chicken Shackの方は未所持でして
このImagination Ladyについては
今回の記事作成にあたりCDで購入した次第ですが
結構気に入ってリビートしています

さて、話は再び鳥インフルですが
県内事案については先月末で防疫作業を無事終了したそうで
一安心…と思ったのですが
他県ではまだ発生が続いているとのことでして
卵の値下がりは、もう少し先になるようです

食費の節約方法を思案してはみたのですが
妙案は浮かぶことなく
またまたウイルスに泣かされる御時世かと嘆き節
Cryin won’t help you nowと気を取り直してはみたものの
Stan Webbの湿ったギターが心に刺さり
ますますブルーになる悪循環なのでした(涙