All you need is bugs

Il Fantastico Viaggio Del Bagarozzo Mark (1978)/Goblin

長期化するロシアによるウクライナ侵攻に伴い輸入小麦が高騰
これまでも幾度となく食品の値上報道がされてきましたが
今月も3500品目を超える値上げラッシュとなりました
家計のやりくりが大変ですが
気になるのが、いわゆる食糧安全保障
なんだか先行き不安になるのは私だけではないことでしょう

こうした中注目を集めているのが昆虫食なのだとか
実際、Amazonで検索してみると、3,000件以上の品目がヒットしました
そういえば、無印良品も、「コオロギせんべい」と「コオロギチョコ」を発売しているとか

この昆虫食、ググってみると
魚や肉よりも、高タンパクなだけでなく、飼育時の環境負荷が低く
今時な言い方をすれば、SDGsな食材なのだそうです
私は確認していませんが、しかも美味しいのだとか,,,
かのグルメ大国、中国では、タガメなどが比較的ポピュラーな食材とされているようですし
日本でも、いなごの佃煮なんてのもありましたよね

と言うわけで、今回のアルバムは昆虫がらみのジャケットで選定
蝶や蜘蛛をあしらったデザインは数多あり芸がないので
Goblinの1978年作、Il Fantastico Viaggio Del Bagarozzo Markをご紹介
邦題は「マークの幻想の旅」
ホラー映画のサントラでお馴染みの原色的なシンセ・サウンドではなく
ファンタジックなコンセプト・アルバムに仕上がっています

さて、いいことづくめのように思える昆虫食ですが
最大の難点は、その外観
キモイ感じが拭えないことでしょう
しかし、考えてみれば,エビやカニだって、相当グロい外見かも
結局、このあたりは「慣れ」の問題なのかもしれませんが
アルバム・ジャケットの不気味な甲虫にすら
ドキッとする私ですので
政治家諸氏には、別の手段で食糧難を解決していただくことを、切に期待する次第です

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