2012年に向けて


Asia(1982)/Asia

早いもので,もう年の瀬です
こちらのコーナーも,2011年の総括です
2011年…
日本に関わる多くの人々にとって忘れ難い年となりました
未曾有の被害をもたらした東日本大震災
さらには,福島原子力発電所の事故
街を飲み込む大津波,防護服で作業を続ける人々の映像が流れるたびに
胸を締めつけられる思いがしたのは,私だけではないでしょう
そうした中でも,様々な人々が意見を交わし
様々な人々が行動を起こしたこともまた事実で
きっと,この国はまだ大丈夫…
そう信じる気持ちも,日に日に確かなものになりつつあるように思います
来年は,辰年
飛龍のごとく復活する日本
そんな願いをこめて,このジャケット,このアルバム
Asiaの1st
景気付けにはもってこいの作品でしょう
来年が良い年でありますように
心からお祈り申し上げます

三角関数

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The Music That Died Alone(2003)/The Tangent

数学1でつまずいてたTomoに,2次関数の変形について解説してやったことは
ここで,7月に書いたとおりですが
私も文系人間なので
その際,「教えられるのはここまで。三角関数は知らないよ」
と宣言しておいたのですが
またまた,さっぱりチンプンカンプンなのだとか
話を聞いてみると
前回の再現
基礎の基礎というか入口で立ち往生の模様
直角三角形では,角度が決まれば
相似のものについては,辺の比率は一定であること
サインはSの筆記体を思い出して,斜辺分の高さ
コサインはCの形で,斜辺分の底辺
タンジェントはTの字で,底辺分の高さ
ビタゴラスの定理で相互関係の公式を導いて即暗記
更に,第2象限に拡張…
こっから先は本当に知らんぞ
自力で何とかしろ…
それより,お前,授業中寝てるのか?
問いつめたところ
何でも,基本的事項の理解は予習で済ませているという前提で
いきなり応用問題に入るのだとか
なんとも,嫌な授業をする学校だ
やれやれです
さて,アルバムですが
元Parallel or 90 Degrees のAndy Tillisonのグループで
その名もずばりTangentの1st
The Music That Died Alone
カンタベリーへの憧憬あふれる好作品
ただ,70年代の英国ロックと比べるとずいぶんとスマートな作りです
Tomoも,これにあやかって
スマートに数学を乗り切って欲しいものですが
はてさてなんとも,先が思いやられるところです
そういえば,このCDですが
ネットの知り合いからの頂きものでして,改めて感謝の意を表明しておきます
ではでは

Late In November

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The Hemulic Voluntary Band(2007)/Ritual

11月,暑さも和らぎ気がつけば季節は秋
ところが仕事が緊急事態
連日の会議のほかに 監査,面接試験,イベント開催と行事てんこ盛り
残業続きの毎日です
それでも幸いにも休日出勤はまだ数えるほど
もっぱら土日は静養に努めています
というわけで,行楽シーズンですが,家族でのミニ旅行は見送り
まあ,仕事があるのはありがたいことですので我慢しましょうか
さて,アルバムは,スウェーデンのバンドRitualの2007年作
The Hemulic Voluntary Band
トラッド,プログレ,ポップス…様々な音楽要素がめまぐるしく展開
とにかく個性的な音作りに脱帽です
最近のバンドに辛口なオールド・ファンにもお勧めしたい
久しぶりに聴き直しましたが,楽しめました
少し元気回復
となると気になるのが残業代
いただけるものはいただいて,正月旅行の軍資金にしたいのですが
この不況の折ですので,手当は出るのかしら
まさかボランティア扱い?
なーんて考えていたら,哀愁漂うニッケルハルバの音色が
急に心に染みてきました(涙

R.I.P. Steve Jobs

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The Next Step(2000)/Kurt Rosenwinkel

私が初めてMacを買ったのが1993年
既に創業者Steve JobsはAppleを追放されていましたが
Appleの歴史を紐解く…みたいなパソコン誌での特集記事では
2人のSteve
JobsとWozは別格的な扱いでした
もっとも,私的には,Jobsよりも知的で穏やかなWozniakの方に
好感を抱いていたように記憶しています
皆さんもご承知のとおり,90年代のApple社は
とりわけ,Windows 95の発売以後じり貧状態となり
そのうち,IBMかMotorolaに買収される。いやいや,Sunかもしれない
なんて噂がまことしやかに囁かれたものでした
それだけに,97年Jobs復帰劇には,心が躍ったものです
その後は,G3,iMac,Mac OS X,Intel化
そして,iPod,iTunes,iPhone,iPad…
着実に成功をおさめ,カリスマ経営者として広く知られるようになりました
今回御紹介のアルバムは
近年人気のJazzギタリスト,Kurt Rosenwinkelの2000年作
Next Stepです
先月末にも来日公演してたので旬な選択
って,「何でJobsでこのアルバム?」と思われた方は
Apple追放から復帰までの彼の足跡を追ってみてください
Steve Jobsの訃報にあたり
様々なメディアで彼の功績が讃えられていますが
Apple社の成功のすべてがJobsによるものという論調は
さすがに行き過ぎかとは思うのですが
やはり,彼なくして今のAppleはあり得なかったというのも事実かと
という訳で,「Apple再び窮地に…」との記事も見受けられますが
それでも,きっと,今まで同様に私たちにいかした夢を見せてくれるに違いない
Jobsが残したものはAppleに根付いているはずだから,と
むしろ,今後のAppleのNeXTSTEPに期待を寄せてる私です
※ちなみに私が読んだ中で一番いかした追悼文はこちら

Road to London

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Terito(1977)/Atoll

オリンピック男子バスケットボール・アジア地区予選
期待された日本代表チームは,5勝4敗の7位
残念ながらロンドン行きのチケットには手が届きませんでした
遠い世界
またしてもアジアの高い壁を痛感することとなった訳ですが
不運もありました
そもそもチームの柱となるはずだった田臥勇太が故障のため大会不参加
激戦が続く中,柏木真介,竹内譲次といった主力に怪我
二次予選ラウンドの終盤以降は,極めて苦しい台所事情となりました
彼らが万全だったら…
いやいや,スポーツに「たら」「れば」は禁句
華やかに思えた代表メンバーですが
今,こうしてみると層の薄さが露呈した感があります
日本チーム,最後のオリンピック出場は
1976年のモントリオール
メンバーを見てみると,結城昭二,北原憲彦と,懐かしい名前が続きます
以後,30年以上もアジアの壁に阻まれ続け
今また,夢はついえました
さて,今回のアルバムは,フランスのAtoll
1977年発表の「Terito」
1曲目のParis C’est Finiの中で,「ロンドン !」と,景気よく叫んでますが
なんだか虚しく響きます
ちなみに,Side2最後の曲がTunnel
プロ化を巡る内紛などでもめてる場合ではない
抜本的な強化策を打ち出して
そろそろ長いトンネルは脱け出て欲しい
そう思ったのは私だけではないと思うのですが…

そこに私はいません

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Aura(2007)/VA

twitterにfacebook,国産ではmixiが人気のSNS
ここに来てgoogleの再挑戦もありました
更には,ホームページをfacebook上に展開する自治体も現れたりと
何かと話題のソーシャル界です
かく言う私も,facebookとtwitterのアカウントを所有
でも,以前ここに書いたように
twitterは,Andrew Latimerのフォロー専用
facebookは画像保管庫でして
SNSとしての活用は皆無の状態です
記事を投稿しているじゃないかと言われるかもしれませんが
twitterはブログからの共有ボタンでのアップですし
facebookにいたっては,自身のサイトの更新記録のfeedを流しているだけでして
それぞれ確認することも殆どなく
世間の盛り上がりとは裏腹に,お寒い関わり方です(笑
そて,アルバムの方は,女房が生協で買ったコンピ盤
有名曲がてんこもりで,件のSNSほどではありませんが
結構人気でシリーズ化されているようです
18曲目が,「千の風になって」
歌唱は,ソプラノ歌手の鈴木慶江
元い
再び話はSNSですが
つまりは前述の大ヒット曲の歌詞と同じく
そこに私はいません
私の居場所は2002年11月以来変わらず自分のサイトなのです
SNSで気づかず長期の放置状態となっていた皆様には
私のネットの活用方針をご理解いただきまして
お許しいただきますようお願いいたします
スマン!

Dirty Pool

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Texas Flood(1983)/Stevie Ray Vaughan And Double Trouble

2011年3月,東北地方を襲った未曾有の大地震
甚大な被害を受けた我が国ですが
とりわけ大きな重荷となってのしかかっているのが
福島第一原子力発電所の事故であることは,疑いようがないでしょう
報道により示された工程表によれば
炉心から燃料を取り出す作業が始まるのが2021年度
原子炉建屋の解体,撤去までに数十年
気の遠くなるような時間と予算が必要です
今回御紹介のアルバムは,Stevie Ray VaughanのTexas Flood
1983年,大ヒットした彼の1stアルバム
trouble続きの我々ですが,泣きのギターに癒されます
でも,悲恋に終わる歌詞が多くて,ちょっとばかり気分はブルーになりそうです
再び,話は原発に…
現在は,原子炉の冷温停止に向けて懸命の冷却作業が行われています
フランスやアメリカ製の高額な除染装置を組み合わせ
冷却水の浄化システムを構築しましたが
細かなトラブルもあるようで
予断を許さない状況のようです
さて,今回のタイトルのDirty Poolですが
実は,Texas Floodの収録曲でして
上手く落ちたとひとり悦に入っていたのですが
念のため辞書を紐解くと,「卑劣な行為」の意とか…
自分の英語力の無さに,再びブルーになった私です
でも,歌詞の意味は腑に落ちたので,良しとしましょうか(笑

オープン・キャンパス

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テルミン大学(2007)/佐藤紗恵

最近のTomoと女房の会話の中心は
大学のオープンキャンパス
この夏休みに最低2校
それが先生から課せられたノルマなのだとか
昔はオープンキャンパスなんて無かったけど
まあ,本人の意識付けにはいいのかも
お祭りぽくて楽しそうだし…
って,この課題,親の同伴が必須なのだとか
なんで ?
これに限らず
やたらめったに宿題が多い上に
まちがいが多いと再提出,再々提出
土曜日どころか夏休みも補習授業が続くようで
傍目で見てて
何とも過干渉な学校だなと少々げんなりしています
30年前のわが身を振り返ってみると
とにかくクラブ活動に汗する毎日
そもそもそんなに宿題は無かったし
授業は基礎が中心
そのかわり入試は自己責任の放任主義
それでも,みんなそこそこ進学してたように思うけど…
という訳で今回のアルバムは大学にちなんで
佐藤紗恵の「テルミン大学」
興味本位で買ったCDですが
正直あのピッチが安定しない音が苦手…
と言うか正直苦痛
はてさて,念入りに指導してくださる今時の高校と
自由気ままな高校どちらが良いのか私には分かりませんが
いずれにせよ
なんとも窮屈な学園生活だなとTomoには同情することしきり
御紹介のCDともどもオープン・キャンパスも
ひょいっとスルーしたい心境の私です

文系? 理系?

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Keynsham(1969)/Bonzo Dog Band

何とか高校に合格したTomo
クラブ活動のバスケではユニフォームをゲットし意気揚々なのですが
学生の本分である勉学についてはトホホな状態のようです
中でも深刻なのが数学
2次関数の最大値・最小値問題で悪戦苦闘
まだ1年の1学期だというのに
理系と文系の希望調査
Tomoの場合は選択の余地はないようです
一応,「どっちにするの?」と問うてはみましたが
やはり,ふてくされたように
「文系しかなかろう !」との答え
おいおい,そんなにいらつかないで
こんな時には,脱力系音楽で息抜きを…
Bonzo Dog Bandの1969年作Keynshamを選択
私は、Side2の2曲目Sportがお気に入り
音楽聴いて,元気出しな Tomo
その後も落ち込み様が激しいので
ちょっとだけ,平方完成について解説してやりました
なんとなく切っ掛けがつかめたみたいで
チンプンカンプン状態からは脱却できた様でした
まあ,今さら成績はどうでも良いけれど
せめて「俺,体育会系」
とでも答えるくらいの余裕は欲しいものです(笑

復興に向けて

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Guitar Shop(1989)/Jeff Beck

年度末に向けて忙しい日々でしたが
何故だかその日は定時に職場を後にしていました
地震があったことは人づてに聞き知っていましたが
テレビのないオフィス
事の深刻さに気づかぬまま帰路についていました
駅では大型テレビの前にたくさんの人だかり
壊滅的な被害を伝える映像に
立ちすくみ言葉も出ませんでした
そして3ヶ月
政府の迷走,遅々として進まない復旧作業,出口の見えない原発処理
不安は尽きませんが
支援に具体の行動を起こす人
復興に向けたプラン・提言を行う知識人…と
様々な人々の活動が連日メディアで報じられており
そうしたニュースに接するたびに
この国はきっと大丈夫,と
心強くまた勇気を分けてもらった気持ちになっているのは
私だけではないと思います
その一方で,自分は何をしてきたのか
この国難にあたり何ができるのかを自問自答する毎日ですが
才もなければ財もない
果敢な行動力もなければ
人を勇気づける言葉を綴る筆力もない
ないないづくしの私の場合
やはり仕事しかないのかな,結構真面目にそう思っています
と言う訳でお仕事っぽいジャケットで
Jeff BeckのGuitar Shop
1989年の作です
いかにも良い仕事をしそうな工房を見習って
私も仕事にいそしみますので
サイトの更新遅れはお許しください

The Final Countdown

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The Final Countdown(1986)/Europe

クラブ活動に毎日汗を流し
試合の結果に泣き笑いしたTomoの中学生活でしたが
いよいよ卒業が目前です
明日は運命の日
公立高校の入学試験です
記録を見返してみるとクラブを引退したのが8月3日
遅いスタートとなった受験勉強なのに
あくまでマイペースを貫く様子に
親の方がやきもきしたりしましたが
それこそ泣いても笑っても明日、明後日の結果次第です
1月には護国神社へ合格祈願のお参りに行きましたが
あとできることといえば,私の場合は,音楽の贈り物
というわけで
今回のアルバムは,EuropeのFinal Countdown
せめて音楽で景気づけです
とにかく普段の力を発揮してくれればと
切に願っています
おい,ちゃんと受験番号書けよ←いつまでも子ども扱い

SNS

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Circus of Life(2007)/Magic Pie

中東での民主化のうねりが連日ニュースをにぎわしますが
折に触れて語られるのが,インターネットのPower
思い起こせば,イラク戦争の時には,ブログが注目を集めましたっけ
時が巡るのは早いもので
現在の主役は,facebookやtwitterのようです
もちろん私も,アカウントは持っていますが
twitterはCamel Productions情報専用
facebookは画像保管庫としてしか使っていません
何といっても私の場合
私的な出来事は,ついつい感情にまかせて書きなぐる事が多いので
あとから見返すと自己嫌悪…となりかねないので
怖くてtwitterは使えません
facebookは子どもが独立したら使い出があるかなと思うのですが
正直,現状では,それほど必要性を感じていません
まあ,外国向けの名刺代わりみたいなかんじで受け止めています
さて,今回のアルバムですが
ノルウェーの新鋭 Magic Pieの2nd Circus of Life
サウンドはTFK的(バンド名からして影響大?)と言われますが
TFKより体感温度が1,2度低いので,私向きです(笑
4曲目の組曲Trick of the Mindのact3が,Song of Sharing
そしてact4が,face to face
今や,世界を動かすほどの影響力を持った2大SNSですが
私の場合は,なんとも情けない限りの使用状況です
もっとも,私の本籍はやはりSiteの方なので
SNSで不義理があってもお許しあれ
って,閑古鳥が鳴いてるからいらぬお世話だったりして(涙

At Four Winds Bar

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Secret Treaties(1974)/Blue Oyster Cult

昨年のことですが,駅前の駐輪場が撤去されウッドデッキになりました
すっきりとした景観にはなったのですが,このウッドデッキ
何だかコンサート用のステージのようにも見えます
港まつりの時に使うのかな?
なんて想像膨らませてたのですが
ここにきてようやく判明
これって,ウッドデッキではなくて,仮設テントの基礎というか床部分だったのです
最近,観光の目玉として始まった社会実験の「牡蠣小屋」です
テントが張られて,中では牡蠣を炭火焼き
しかし,青いテントには
思わず,Blue Oyster Cultかよって突っ込みたくなりました
という訳で,今日の一枚はこれ
Secret Treaties
元祖メタルと紹介される事が多い彼らですが
このアルバムの雰囲気は60年代ブリティッシュ・ロック
英国派の方でもすんなり入れるかと思います
ジャケも渋い
さて,話は牡蠣小屋に戻りますが
このテント
壁の部分は透明のビニールシートなので中の宴は丸見えです
ビール片手に焼牡蠣に舌鼓
残業帰りに渡船を待つ間,こんな光景毎晩見せられてはたまらんわ
というのが正直な気持ちです
観光客には尾道の楽しみが一つ増えたのでしょうが
星空眺めて四陣の風に震える私には
ちょっとばかり恨めしい社会実験なのでした

Speed

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Speed The Memorial Best 1335 Days Dear Friends 1(2000)/Speed

木曜日にもらえるはずのデータが音沙汰なし
週末お昼過ぎに痺れを切らし督促したら,「できてません。」と一言
細切れでもいいからできたのから提出するようにお願いするも
煮え切らない様子
「いつ出すつもりなの? 」ちょっと大声出してしまいました
あぁ,来週の3連休は休日出勤かな
できなかったことはしょうがないけど
それならそうと報告するのが筋でしょう
仕事には必ず締め切りが設定されます
時として完成度よりスピードの方が優先されることも
このあたりは学問の世界とは異なります
8割5分の精度で良いから
例外の例外はこのさい無視しして良いから
とにかく正しい判断ができる最低限度の情報が期限までに要求されます
どんなに詳細で正確な情報でも,他社に先を越された後では意味がありません
というわけで,本日御紹介は
職場の同僚に影響されて購入したSpeedのベスト盤
White Loveがいいですね
確か再結成してましたっけ?
さて,IT時代のこのスピード感
個人の領域まで浸食しているようで
ブログのコメント,「拍手」や「いいね !」といった即時の反応
何よりtwitterのstreamなど
情報が瞬時に世界を駆け巡ります
瞬発力が鈍い私は,なんだか目が回りそうな雰囲気です
いろいろご批判もあろうかとは思いますが
私の場合,ネット活動に限って言えば
スローなテンポで行かせてもらえればと思っています
なんてったって駱駝のファンですからね(笑

囲い込み

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The Wall(1979)/Pink Floyd

一気にブレイクしたtwitterをはじめSNS花盛りです
私もtwitterとfacebookのアカウントを持っていますが
前者は日記の下書きに
facebookは名刺代わりと画像の保管庫としか使用していません
世間の熱狂ぶりと裏腹に,のめり込めない自分がいるわけです
自分は「俯瞰」という言葉が好きで良く使います
自分のSite作り,もちろん仕事でもそのことを意識しています
そこには,必ず,企画・構成の工夫や編集という労力が必要となるのですが
うまくいけば,一目瞭然というか,イメージを喚起することができるわけです
これと対極にあるのが,twitterなどで止めどなく流れていく情報のStreamではないかと
もちろんそれぞれの役割を否定するわけではないですが
少なくとも私がネットでやりたいことには向いてないように感じています
もうひとつSNSで気になる点は,ログインしないと使えないということ
私の本拠地はSiteなので
どうしても,「SNSへ出かけて行く」という感覚がつきまとい
何とも窮屈でしようがないというのが正直な気持ちです
結局足が遠のいてしまいます
Google,Apple,facebook,twitter,mixiにGREE…
各社が知恵を絞って競い合うのは良い事とは思うのですが
その熾烈な戦いの実態はまさにenclosure競争
オープンなWWWの未来に心躍らせた90年代が懐かしい?
御紹介のアルバムは大御所Pink FloydのThe Wall
言わずと知れた1979年の大ヒット作
大仕掛けなコンサートも注目を集めましたっけ
さて,私のネット活動もRun Like Hellなんてならないよう
足下見つめ直して,着実に進めていきたいと思います
というわけで,Siteの更新以外は何かと不義理が続くかと思いますが
お許しくださいね